暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
無印編 破壊者、魔法と出会う
7話:赤き龍騎士と高速のカブトムシ
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…ふふふ、ははははは!」
「「「「っ!?」」」」
「…くそっ、届かなかったか……」

煙が晴れると、そこには余裕という風に立つウェザー・ドーパントがいた。俺はというと、肩を上下させながら片膝を付いていた。

「惜しかったですね、ディケイド。ですが、やはりあなたは甘い!」
「っ、ぐがあぁぁ!!」
「「ディケイド(さん)!?」」

またも両手を突き出すウェザー・ドーパント。そこから今度は雷ではなく、虹のような光線を放ってきた。命中した俺の体は再び火花を散らし吹き飛ぶ。そして地面に転がる俺の姿は龍騎からディケイドへと戻る。

「くはっ、ぐ、あぁぁ…」
「ディケイドとはこの程度ですか。興ざめです…」
「く、そぉ…」
「それではこのジュエルシードをかけた戦いから、退場してもらいますよ、ディケイド!」

そう言うとウェザー・ドーパントは両手をこちらに向ける。するとその両手の前に、雲が発生する。それは明らかに電気を、雷を帯電させており、その規模は今までのモノとは比にならない程のモノだった。

(マズい…このままアレを食らったら…!)
「さぁ!ディケイドの終焉です!」

とどめの一撃を放とうと、両手に力を込める。


だが――――


〈 Divine buster 〉
「シューートッ!」
「っ!ぐぉぉぉ!?」

それが放たれる前に、奴に桜色の何かが降り注いだ。ウェザー・ドーパントはそれを受け、攻撃は中断されその桜色の何かに呑み込まれた。

「い、今のは…」
「ディケイドさん!大丈夫ですか!?」

もしかして…なのはの攻撃、なのか?いつの間にあんな攻撃を…?って、そこじゃなくて!

「下がってろっていっただろ!」
「す、すみません!でも、ディケイドさんがやられそうだったので…!」

声を荒げ叫ぶ。なのはは少ししぼんだが、すぐに反論してきた。

「ふざけたことをしてくれますね、全く…」
「え、嘘!?アレが当たっても倒れないなって…!」
「魔法ごときに倒れる程、ガイアメモリーは劣っていませんよ!」

と、そう言いながらウェザー・ドーパントはなのはの攻撃で出来た爆煙から現れた。そして空を指差し暗雲を生み出す。

「っ!避けろ!」
「ふぇ!?」
「危ない、なのは!」

俺が叫ぶがそのときにはもう雷が落ちる直前、動いても回避が難しいところだったが、ユーノがなのはと雷の間に入り、障壁を生み出し雷を防ぐ。

「ありがとう、ユーノ君!」
「防ぎますか…」
〈 Scythe form 〉
「むっ!?」
「はぁあっ!」

ウェザー・ドーパントがつぶやくと、そこにデバイスを鎌の状態に変え攻撃を仕掛けた。ウェザー・ドーパントはそれをかわすことが出来ず、腕で防いだ。

「ジ
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