第8話
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化と小宇宙の強化で匙の背後を取り、膝カックンで一時的に無力化する。
「なっ!?」
「はいはい、双葉とやり合うならせめてオレを圧倒出来る様になってからにしないと埃の様に命が舞い散る事になるぞ」
匙が振り返る頃にはイッセーは再び元の位置に戻っている。
「……ちくしょう!!」
匙は悔しそうな顔をして部室から飛び出していった。
「匙、ごめんなさいリアス、今日の所は」
「ええ、こちらこそごめんなさいね」
挨拶もそこそこに生徒会メンバーが部室から出て行き、匙を追いかけるようだ。
「さてさて、これで折れるかな、それとも曲がるかな、もしくは腐るかな」
「双葉、趣味悪いな」
「若いうちなら折れようが曲がろうが鍛え直せるからな。腐れば捨てるしかないが」
「と言う事は気に入ったのか?」
「まっすぐな馬鹿は見ていて気持ちの良いものだからな。お前の様にな」
「そう言われると結構恥ずかしいんだけど」
「諦めろ。だが、誇れ。お前だったから私は手を貸しているのだから」
「オレ、双葉に何かしたっけ?恩を返す為にとか言ってるけど、覚えが全く無いんだよな」
「まあ、幼なじみの女の子すら忘れているイッセーでは分からないだろうな」
「え?そんなの居たっけ?」
「居たさ。ただ、もう会う事は出来ないぞ。父親がエクソシストだったはずだ」
数回だけしか見かけた事が無いが、武器を持っていたしな。若干の神秘性を感じる事が出来た剣を。
「はいはい、昔話は後にして頂戴。ソーナ達のせいで話が途中になったけどこれから使い魔が生息している場所に転移するわよ」
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転移した先は部長が言った様に森の入り口と思われる場所だった。
「ここで、僕と小猫ちゃんは使い魔をゲットしたんだよ」
木場がそう言って小鳥を、小猫ちゃんは白猫を呼び出す。
「ゲットだぜ!!」
「うおっ!!」「きゃあ!!」
突如、背後から誰かが飛び出してきた。振り返るとそこには、帽子を深く被り、ラフな格好をした男が立っていた。
「俺の名前はマダラタウンのザトゥージ!!今宵も満月、ゲットするには最高の日だぜ!!」
……何処かで見た事がある様な人だな。
「この人は使い魔に関してのプロフェッショナルなのよ」
「お久しぶりなんだぜぃリアス姫。眷属が増えてるみたいで安心したぜぃ。今日はこの三人の使い魔にゲットさせればいいのかな?」
「ええ、そうなの。よろしくお願いするわ」
「任せとけぃ。さて、そっちの三人さん、どんな使い魔が良い?強いの?早いの?それとも毒持ち?」
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