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Dies irae~Apocalypsis serpens~(旧:影は黄金の腹心で水銀の親友)
第三十一話 皇位簒奪 雷速剣舞
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来ないような人間に何が分かる!」

「ええ、きっと分からないし、分かろうとも思わない。だって、本当はあなた、他者に受け入れてもらいたかったのでしょう」

「誰がッ!俺は望まない。そんな惰弱なあり方なんて認めない!ここには俺だけあればいいんだッ!!」

そう言い放ち、剣を振り下ろす。螢はそれを見て今までより一段速度は増してる様に感じる。だが実際には自らが遅くなっているのだろう。体中が痛みを訴えるし、億劫にも感じている。武蔵の創造によって持続的に腐敗が進んでいるのだ。

「死ねッ―――!!」

避けきれないし、受け止めることもおそらく出来ない。そして、その一撃は確実に死を齎す魔の業。櫻井螢は事実として動けずにいた。だが、彼等はまだ理解していない。カリグラの手に持つ剣を所有すべきは誰なのかを。そして、今まさに世界は逆転のルーンが巡っている事を。



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