第7話
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だからな」
「待って待って、お願いだから最初に双葉の最大の小宇宙を見せてからにしてくれ。オレじゃあ、伝わり辛いと思うからさ」
「仕方ないですね。それじゃあ、ミルたん、感じて下さい。これが聖闘士の力です」
神器を初めて召還したときの様に小宇宙を限界まで燃やす。
「にょ!?すごい力だにょ。これが小宇宙なのかにょ!!」
「アナザー・ディメンション!!」
何時もは最低限しか開かない異次元への穴を周囲に被害が出ない程度に広げる。
「うわ、初めてまともに見たけどこんな感じの空間を通ってたんだ」
「まるで異世界に行ったときみたいな空間だにょ」
「「え?異世界に行ったことがあるの?」」
「そうだにょ、でも異世界にもミルたんを魔法少女にしてくれそうな物は無かったんだにょ。だから、敵である悪魔さんにお願いしてるんだにょ」
というよりどうやって異世界に行ったのかが気になる。怖いから聞くのは辞めておこう。
「それじゃあ、私はこれで。ちゃんと教えてもらって下さいね」
「ありがとうだにょ。また今度夕飯を作って持っていくにょ」
「楽しみにしてますよ」
アナザー・ディメンションの異次元空間に飛び込み、常連の依頼者の元に向かい、今日の講義を始める。
後日、ミルたんの友人達も修行に参加したいということなのでイッセーも含めて週1で私が修行を付ける事になった。さすがにイッセーの様にすぐさま小宇宙を扱える様にはならなかったが、少しずつ強くなっていき『禍の団』を少しずつではあるが痛手を与えれる様になったそうだ。その為、アンケートでは最高評価を与えてくれ、対価もかなりの量を貰っている。ちなみにミルたんの友人達はミルたんと似た様な姿をしている。魔法少女を夢見る漢女達だ。まあ見た目はかなり濃い事になっているが、一人だけ本物の乙女が混じっている。彼女には悪いが聖闘士の掟として仮面を着けてもらっている。さすがに私生活では外して貰って良いと言っているが、食事中ですら外さない様に口元が外せる様に改造してまで着け続けている。しかし残念な事に身体が出来上がっていない上に自分の小宇宙を感知する事も出来ず神器も出せない。出来る限り目をかけているが、才能が開花するかどうかが分からない。それでも諦めろと言えない位に修行に励んでいる。どうにかしてやりたいが、どうする事も出来ない。私の頭痛の種だ。悪魔の仕事も楽ではない。
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