第7話
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ゃないですか」
「にょ?お隣さんの神代さんかにょ。まさか、神代さんも悪魔さんだったなんて知らなかったにょ」
「え?知り合いってか、お隣さん?」
目の前に居る依頼主は私の隣の部屋に住んで居るミルたん(本名不明)だった。筋肉隆々な身体に猫耳とゴシック調のドレスを着て語尾に『にょ』をつける人だが、学はあるし、話せば面白いし、たまに作りすぎた料理をお裾分けしてくれる良い人だ。ちゃんと常識はあるし、人の迷惑になる事はしていないぞ。
「ああ、私は悪魔にはなっていませんよ。実はね、私の親友が愛する人の為に色々と頑張っているので私はそれを手伝っているのですよ。それで依頼の方は?」
「そうだにょ、ミルたんを魔法少女にして欲しいにょ!!」
「……魔法少女ですか。魔法少女の定義が難しいですね。とりあえず細かい所を詰めていきましょう。出来る限りの事をさせて貰いますから」
「ありがとうだにょ」
「え?真面目に男三人で魔法少女に関して話し合うのかよ?」
「当たり前です。場合によってはミルたんに聖闘士になってもらおうと思っていますから」
「聖闘士?それはなんだにょ?」
「簡単に言えば地上の愛と平和の為に戦う集団のことです。現在は私とイッセー以外が全滅してしまったのです。それほどまでに地上を乱そうとする敵は多く存在しています」
アテナやオーディン、ゼウス、ポセイドン達はともかく、邪神共は特にクトゥルー神話系の奴らは存在してるだろうな。あいつら本体の見た目が気持ち悪いから出来れば戦いたくないんですよね。
「それは本当かにょ!?だったら、ミルたんはそいつらと戦える力が欲しいにょ。ミルたんは悪い奴らと戦う為に魔法少女になりたかったんだにょ!!」
悪い奴ら?
「最近、『禍の団』とか言う組織があちこちで暴れてるんだにょ。ミルたんの同胞もそれに対抗してるんだけど、撃退するので精一杯で困ってるんだにょ。なんでも、子供を攫ったりとかしている上に人体実験もしているらしいにょ」
「なるほど。なら、ミルたんも聖闘士になってみますか?それか小宇宙だけでも覚えませんか?そうすれば『禍の団』も倒せるはずです」
「本当かにょ?だったらその小宇宙と言うのを教えて欲しいにょ」
「私は他の顧客の元に行かなければならないので基本はこのイッセーに指導してもらって下さい。今はまだ蕾ですけど、そう遠くないうちに満開の花を咲かせてくれます」
今のイッセーがあの修行を成し遂げれば黄金クラスに踏み入れる。あの修行をしなくても今の調子なら卒業までには黄金クラスに足を踏み入れるだろう。
「そうなのかにょ?それじゃあ、悪魔さん、よろしくお願いしますにょ」
「えっ、決定なの!?」
「頑張れ、イッセー。私はそろそろ時間
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