第一章
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べて寝ている。
智和はその彼等を見て言うのだった。
「そうですか、就職先は牧場ですか」
「というか聞いてたんじゃないのか?」
「ニュージーランドに就職するとは聞いていました」
それはだというのだ。
「ですが。牧場とは」
「あんたいい加減だね」
「自分でもそう思います」
実は彼はそうだ、いい加減である。
そのいい加減さ故にここにいてそして言うのだった。
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