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機動6課副部隊長の憂鬱な日々
第109話:隊舎復活
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らんか?」

俺が尋ねると、意地悪げな表情で部長が俺を見る。
俺は思い当たる節がなく首を横に振ると、部長は残念そうに苦笑する。

「薄情な奴だな。 もとの上司だろうに」

「もとの上司って・・・ヨシオカ1佐ですか!?」

「ようやく判ったか。 潜入や情報収集と6課を結び付ける人物は限られると
 思うんだがな」

「言われてみれば・・・。ところで、部長は1佐とどのような
 ご関係なんですか?」

「古い友人だよ。ヤツとは入局が同期でね」

「そうだったんですか・・・。知りませんでした」

「それはそうだろうな。私は何年か前からヤツから君のことを
 聞かされていたがね」

「そうなんですか?」

俺が尋ねると部長は笑顔を浮かべて頷く。

「ずいぶんと君のことをほめていたよ。だから、君が6課に来ると決まった時は
 ようやく会えると思って嬉しかったな」

「はあ、ありがとうございます」

そう言って部長に向かって頭を下げたあと、顔を上げると部長は
満面の笑みを浮かべていた。

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