第六章
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言ってるしな」
付き合ってる、そう認識しているとだ。
「近いうちに二人でデートもしようって言ってるさ」
「あの岩瀬がねえ」
「そうなるなんてな」
周りはこの展開にまさかと思った。だが。
今の龍輝の満面の笑みの顔を見てそれが真実に他ならないとわかってそれでこうそれぞれ言ったのだった。
「ただ正面からじゃないんだな」
「っていうか弟さんに気に入られたら当人にもか」
「そうなってくんだな」
「次第に、にしても」
「将を射るには、っていうけれどな」
龍輝は諺も出した。
「いや、弟さんには感謝してるよ」
「じゃあ弟さんは優しくしないとな」
「バチが当たるな」
「全くだよ、だからな」
龍輝は笑顔で自分から言う。
「今度おもちゃプレゼントするよ」
「ああ、そうしたらいいな」
「そうしたら弟さんに余計に好かれて岩瀬にも、だからな」
「是非そうしろよ」
友人達も龍輝に笑顔で言う。そして。
その彼のところに佳奈が来てそしてこう言って来た。
「ねえいい?」
「ああ、何だ?」
「今度のデートのことだけれど」
佳奈は自分から笑顔で龍輝に言って来た。彼もそれに応える、二人の仲、龍輝の願いは思わぬところから達成されたのである。
難攻不落 完
2012・11・26
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