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DQ4TS 導く光の物語(旧題:混沌に導かれし者たち) 五章
五章 導く光の物語
5-12教わる、教える
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こうと思って。ホフマンさんも、早いね」
「ぼくも少し、
身体
(
からだ
)
を温めておこうと思って。ユウさんよりも、先に起きるつもりだったんですけど」
「わたしも、まだそんなに、走ってない」
「それなら、良かった!」
走り込みを、終える。
「……ユウ、さん、は、若い、し、女性、なのに。……ずい、ぶん、体、力が、あるん、です、ね!」
「毎日、走ってるから。……大丈夫?無理についてこなくても、よかったのに」
「……これくらい!問題、ありません!」
「……そう。わたしは素振りをしてるから、少し休んでてね」
「……はい。すみません」
「ううん。大丈夫」
ホフマンは休んで息を整え、少女は素振りを始める。
昨日手に入れた
鉄
(
てつ
)
の
盾
(
たて
)
を構え、盾のない状態とのバランスの違いを身体に覚え込ませるように、
鋼
(
はがね
)
の
剣
(
つるぎ
)
を振る。
息の整ったホフマンが、
鉄
(
てつ
)
の
槍
(
やり
)
とうろこの
盾
(
たて
)
を持ってやってくる。
剣を
主
(
おも
)
に
鍛
(
きた
)
えてはいたが、ひと通りの武器の扱いを教え込まれた少女は、
我流
(
がりゅう
)
のホフマンの構えの問題点を、的確に指摘していく。
ホフマンは、慣れない構えに戸惑いながらも、素直に聞き入れ、素振りを
繰
(
く
)
り返す。
「慣れないから、動きづらい、気はしますが。力の、込めやすさは。全然、違いますね!」
「本当に、戦いに、慣れたら。自分なりの、構えを、作っても、いいけど。最初は、基本に、忠実なほうが、いいって。
師匠
(
ししょう
)
が、言ってた」
「そう、ですね!これに、慣れれば!もっと、威力が、出せそうな、気がします!」
「うん、頑張って。……そこ、違う」
「はい!」
素振りを、終える。
「……ありがとう、ござい、ました!」
「……大丈夫?」
「……もちろん、です!」
「……やりすぎ、た?」
「……やったのは、ぼくです、から!」
「……回復、する?」
「いいえ!これくらい、少し、休めば、大丈夫です!まだ、少し、時間は、ありますし!温泉にでも、入れば!」
「……そう。無理、しないでね」
「はい!」
少女とホフマンは、それぞれ温泉で汗を流す。
ホフマンは、ぎこちない動きで部屋に戻ろうとしているところを、ミネアに発見される。
「ホフマンさん?どうしたんですか?」
「……ちょっと。張り切りすぎて。……あちこちが」
「……回復しましょうか?」
「……お願いします」
ミネアのホイミで、回復する。
「怪我をしたわけではないですからね。訓練したものを、治しすぎるのも良くないと言いますから、この程度で」
「ありがとうございます!かなり、楽になりました!」
「ユウも、ホイミなら使えますよ?」
「いや、そ
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