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DQ4TS 導く光の物語(旧題:混沌に導かれし者たち) 五章
五章 導く光の物語
5-11温泉とおねえさんとおにいさんたち
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出て、温泉の前を通る。
「そしてここが、アネイル温泉。温泉に
浸
(
つ
)
かれば、旅の疲れも吹っ飛ぶってもんだよ。」
「確かに、
効
(
き
)
いたな」
「このにおいさえなければ、
通
(
かよ
)
いたいくらいだね」
「また、入りたい」
「また、余計な知識を
仕
(
し
)
込
(
こ
)
まれてこないでくださいね……」
「よけいな……?」
「なんでもありません!なんでもないですから!!」
温泉を通り過ぎ、
宿屋
(
やどや
)
街
(
がい
)
に戻る。
男が、
満面
(
まんめん
)
の笑みで振り返る。
「さて、ところであんたたち。今日の宿は、もう決めたかい?もしまだなら、この宿屋が、親切で安くておすすめだよ!それじゃ、オレはここで失礼。」
男は、一軒の宿屋の中に消えた。
「決めてなけりゃあ、そこにしてもいいんだがな。……って、あのボロ宿かよ」
「兄さんは、どうでもいいことには簡単にひっかかるから。先に決めてあって、良かったよ」
「どうでもよけりゃあ、ひっかかったとは言わねえだろ」
「商売には、いろんなやり方があるんですね!勉強になります!」
「宿屋さん、だったの。……わかった。ネネさんの、預かり所みたいなものね。」
「預かり所って、なんですか?」
「エンドールに、あるの。お店のお客さんを呼ぶために、お店で買い物した人の荷物とお金を、ただで預かってくれるの。」
「へえ!世の中には、上手いこと考える人がいるもんですね!お金なら、上手く
運用
(
うんよう
)
すれば増やせるし、荷物は預けるにも引き取るにも店に行くし。なるほど、なるほど!」
「おやっさんの店は、サービスもいいが、
品
(
しな
)
もいいからな。こんなボロ宿と一緒にしちゃ、おやっさんに悪いぜ」
「そんなに、できる
方
(
かた
)
なんですね!ぜひ一度、お会いしてみたいなあ!」
話しながら歩き、商店街に戻る。
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