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DQ4TS 導く光の物語(旧題:混沌に導かれし者たち) 五章
五章 導く光の物語
5-11温泉とおねえさんとおにいさんたち
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う」
「この町の(しな)(ぞろ)えはどうなのか、気になりますね!」

「ここが、道具屋。旅のお土産になるようなものは、置いてないけどね。」
「道具屋は、どこも変わりねえよな。ここは、いいか」
一応(いちおう)、非常用のキメラの翼を買い足しておこう」
「使ったためしはねえがな」
「ホフマンさんに渡したのと別に、持っておきたいからね」
「なんか、すみません」
「こちらの都合なんですから。気にしないでください」


 商店街を過ぎ、()()の前を通りかかる。

「ここには、この町を救った偉大なる戦士、リバストが眠っているんだ。」
「眠ってるの……?ここで……?」
「死者の眠りのことを言ってるんですよ。ここは、亡くなった(かた)たちのお墓なので、リバストさんも亡くなって、ここに(ほうむ)られているということです」
「リバスト、さんも。偉大な、戦士なのに。死んじゃったの、ね」
「人間だからな。どんな立派な奴でも、死ぬときゃ死ぬもんだ」
「そう……。そう、よね」

 考えに沈む少女に、()(けっ)したようにホフマンが声をかける。

「……ユウさん!」
「……なに?」
「少なくとも、ぼくたちは、今、生きてます!」
「……そうね?」
「えーと、だからその……楽しくいきましょう!」
「……?」

 考えからは引き戻されたものの、きょとんとする少女。

 マーニャがホフマンに駄目を出す。

「さすがに、話が飛びすぎだろ」
「ああああ、そうですよね!えーと、うーと!」

 考えをまとめようと慌てるホフマンに、ミネアが助け船を出す。

「つまりですね、ユウ。いつか起こるといっても、いつ起きるかわからない先のことばかり思い悩んで、せっかく生きている今を暗く過ごすのは、もったいないと。ホフマンさんは、そう言いたいのではないでしょうか」
「そう!そうなんです!さすが、ミネアさん!」
「そう。……そう、かな」
「そうです!」
「……そう。かも、ね」


 墓地の近くの、教会に入る。

「そしてここが……。ちょっと、失礼。」

 案内していた男が一行(いっこう)を離れ、シスターに声をかける。

「すみません、シスター。旅のお方に、あれを見せてあげたいんだけど。」
「いいでしょう。では、どうぞ、中へ。」

 教会の奥の部屋に、通される。

「これが、戦士リバストの着ていたという(よろい)なんだ。この鎧は、とても不思議な力を秘めているって話だぜ。」
「ずいぶん、華やかな鎧ですね!」
「不思議な力、ねえ。なんか、感じるか?」
「……兄さんは?」
「なら、同じか」
「どうしたの?」
「あとで、説明しますね」
「うん、わかった」


 教会を
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