暁 〜小説投稿サイト〜
DQ4TS 導く光の物語(旧題:混沌に導かれし者たち) 五章
五章 導く光の物語
5-07心機一転
[6/6]
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
を再開した。
「ここが、ひねたおっさんの小屋か。こういうど
田舎
(
いなか
)
は、趣味じゃねえんだが。まあ、いい。ごめんよー、邪魔するぜー」
行く手を
遮
(
さえぎ
)
る魔物は吹き飛ばし、そうでないものは無視して走り抜け、マーニャは
早々
(
そうそう
)
に木こりの家に着き、上がり込んだ。
「なんだ、おめえ!旅のもんか?道にでも、迷いやがったか!」
「旅の、は、そうだがな。道に迷ったってわけじゃねえ。おっさんに会いにな」
「な、なんだと?なに、言ってやがる!」
「うちの嬢ちゃんが、世話になったってんでな。覚えてんだろ?おっさんが皮の鎧をやった、緑の髪の、ちっこいのだ」
「……あの、嬢ちゃんが。そうか、無事に着いたか……そっ!それが、どうした!」
「素直な嬢ちゃんでな。おっさんがひねた口きいて、親切にしときながら嫌いとか言いやがったから、落ち込んでんだよ」
「だっ!誰が、親切だ!やめてくんな、ケツが、かゆくならあ!」
「おーおー、赤くなっちまって。おっさんが照れても、可愛かねえぜ」
「だっ!誰が、照れて」
「まあ、おっさんのケツはどうでもいい。
要
(
よう
)
は、嬢ちゃんが落ち込んでるってこった」
「……落ち込んでる、のか。」
「で、嬢ちゃんを連れてきたいんだが。構わねえな」
「か、勝手に、しやがれ!なんなら、泊まって、いきやがれ!」
「おし。嬢ちゃん込みで、三人で来るからな。じゃ、後でな」
ミネアは町と城で、情報を集める。
「そうですか。トルネコさんは、砂漠を越えて。そして、砂漠越えには、馬車が必要……。ところで、少し、お顔が暗いようですが。なにか、お悩みでも?」
「うむ、わかるのか。」
「私は、占いを
生業
(
なりわい
)
にしておりますので。」
「占い?も、もしや、エンドールで有名だった、旅の占い師殿か?」
「有名かどうかは、知りませんが。エンドールには、長くおりました」
「で、では、ぜひ!俺も、占ってはもらえないか!」
「一回、十ゴールドになりますが」
「頼む!」
「あら、占い?それなら、私もお願いしたいわ。」
「では、順番に」
読書を続ける少女の元に、マーニャが戻ってくる。
「よ。嬢ちゃん」
「マーニャ。お話は、もういいの?」
「ああ。ミネアを見てねえか?」
「見てない」
少女と話すマーニャを、庭園にいた若い女性が
目
(
め
)
敏
(
ざと
)
く見付け、声を上げる。
「あ!あなたは!」
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ