第三幕その四
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ど僕は君に願うよ」
「何をだい?」
「仇は・・・・・・頼むよ」
「マーキュシオ・・・・・・」
「駄目です、もう」
ステファノがマーキュシオの顔を覗き込んで言う。
「マーキュシオさん・・・・・・」
「ロミオ様、ここは」
「わかっているよ」
ロミオは自身の家の者達に対して答えた。
「ティボルト」
起き上がりティボルトに顔を向けてきた。
「マーキュシオの仇を取らなければならない、さあ来い」
「望むところだ」
ティボルトもそれを受けて立つ。
「ここでモンタギュー家を滅ぼしてやる」
「モンタギューでもキャブレットでもどうでもいい」
ロミオは彼に言い返す。
「だが友の仇は取る。いいな」
「わかった。では来い」
二人はそれぞれ構えに入った。
「一撃で仕留めてやる。一撃か。なら」
ロミオはその言葉に反応した。そして構えた剣を動かしてきた。
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