―ジェネックス U―
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スターを一体破壊するのがセブン・ソード・ウォリアー第二の効果。
その効果により、マティマティカの主力モンスター《測量戦士 トランシッター》は破壊された。
「バトル! セブン・ソード・ウォリアーで、マティマティカにダイレクトアタック! セブン・ソード・スラッシュ!」
「《攻撃の無力化》を発動し、バトルフェイズを終了させます」
トドメとばかりに攻撃したセブン・ソード・ウォリアーの一撃は、残念ながら時空の穴に吸い込まれて無効にされてしまった。
「カードを一枚伏せてターンエンド!」
「私のターン。ドロー!」
セブン・ソード・ウォリアーとライフ・ストリーム・ドラゴン二体のシンクロ召喚により、マティマティカにはもう主力モンスター《測量戦士 トランシッター》はおらず、ライフも逆転していた。
だが、まだ相手フィールドには永続魔法《エレクトロニック・モーター》に《違法召喚》、ほとんど意味を成さないとはいえ《死の演算盤》もあるのだ、油断は出来ない。
「あなたはなかなかやるようで、私も計算をし直す必要があるようです……通常魔法《マジック・プランター》を発動し、《死の演算盤》を墓地に送り二枚ドロー!」
ライフ・ストリーム・ドラゴンが俺のフィールドにいる以上、自分にダメージが来るだけの罠カード《死の演算盤》を墓地に送り、マティマティカは二枚ドローする。
そんな事実よりも、マティマティカの「計算をし直す必要ある」というのはどういうことなのだろうか……?
「私は《違法召喚》の効果を発動。あなたのフィールドに《巨大ネズミ》を特殊召喚」
「俺は《チェンジ・シンクロン》を特殊召喚する」
チェンジ・シンクロン
ATK0
DEF0
三度目の《違法召喚》の発動だが、俺のフィールドに特殊召喚されたのは、ライフ・ストリーム・ドラゴンのせいで効果ダメージを与えられないせいか《マタンゴ》ではなく、地属性のリクルーター《巨大ネズミ》だった。
俺はまたもステータスの低いチューナーモンスターを特殊召喚し、先程の《ニトロ・シンクロン》のように墓地送りに利用させてもらおうと考えたのだが……マティマティカは不敵な笑みを洩らした。
「私は《巨大ネズミ》を召喚し、レベル1の《チェンジ・シンクロン》とレベル4の《巨大ネズミ》でチューニング!」
「なっ……!?」
マティマティカのフィールドで行われていくのは、俺も見慣れたチューナーモンスターが光の輪となってモンスターを包んでいくその光景。
そう、別にシンクロ召喚のテストが終わって一般的に発売されている今、シンクロ召喚は使用者は未だに少ないものの、決して俺専用な訳じゃないのだから。
「この世界を支配する計算式。ラプラスの悪魔の化身をここに! シンクロ
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