第三章 聖杯大戦編
第八十四話 『外伝14 時空管理局に所属』
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ると思うから一応は一安心ね」
縦横無尽に宝石剣を振り回すゼルレッチの姿が頭に浮かんだのか二人は少しおっかなびっくりといった表情になっていた。
「ま、奇跡かどうかはわからないけどあの子達はなんとも頼もしいわ。
あの子達がもっと大きくなって部下とか教え子を引き連れて一緒に事件や捜査に向かっていくようになったら世界はきっともう少し平和で安全になるかもね」
「…それはいいけど今現在の訓練室がちょっと危なくない?」
画面では全員の様々な攻撃によって廃墟に近しい姿へと変貌していっている訓練室が写されていた。
《stand by ready, charge set.》
そのレイジングハートの言葉になのはとフェイトが大技のチャージを完了する。
「フィールド形成! お待たせしました。おっきいのいきますっ!」
「N&F中距離殲滅コンビネーション! 空間攻撃ブラストカラミティッ!!」
「どっこいこっちも詠唱完了や! 広域攻撃Sランクの意地があるッ!」
その三人のおっかない発言にクロノは、
「ユーノ…」
「結界展開完了。大丈夫、訓練室は壊れない」
「本当にあの三人は魔法が高威力ね…」
「はいです…」
シホとフィアットの言葉は勢いによって流された。
「全力全開!」
「疾風迅雷!」
「「ブラスト・シューーートッッ!!」」
それによって訓練室が光に包めれてそれが止んだ時には全員が全員ボロボロの姿だった。
それを見ていたサーヴァント達はというと、
「やるなぁ…」
「そうですね。人の身でこれほどの威力を出せるとは…」
「良い戦いだったな。さすが奏者達だ」
「ご主人様がボロボロです…」
「確かにあれには俺も介入は難しいかな…?」
「ですが模擬戦としてはレベルは確かに高いですね」
上からランサー、オリヴィエ、ネロ、キャスター、志貴、アルトリアとそれぞれこの模擬戦を評価する。
なのははボロボロになりながらも胸中で、
(未来はこれから始まっていきます…。目の前にあるのは新しい夢。大人になっても忘れない巡り合いと願いを胸に抱いて私達は笑顔でいます。元気です!)
そしてシホも心の中で、
(これからもこのメンバーでやっていけたら怖いものはないかもね。そして未来はどう生かすか殺すかが私達にかかっている。気合を入れていかないとね)
と、思っていたのだった。
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