機動戦士ガンダムSEED
0182話
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からのオープンチャンネルによる通信がブリッツのコックピットへと響き渡る。俺の乗っているブリッツを含む5機のガンダムやアークエンジェルを連合軍と共に開発したそのダブルスタンダードぶりに苦笑を浮かべつつも、アークエンジェルからカガリが通信を送るのを待つ。
『この状況を見ていて、よくそんな事が言えるな! アークエンジェルは今からオーブの領海に入る。だが、攻撃はするな!』
『な、何だお前は!』
『お前こそ何だ! お前では判断できんと言うのなら、行政府へ繋げ! 父を……ウズミ・ナラ・アスハを呼べ! 私は、私はカガリ・ユラ・アスハだ!』
こうしてカガリの正体がアークエンジェル、ザフト共に知れ渡った。だが、オーブ艦隊としても自分達の国の前代表の娘が連合軍のアークエンジェルに乗っているとは信じられないのは、ある意味当然ではある。誰がそんな人物がレジスタンスと行動を共にし、連合軍の最新鋭艦に乗っていると思うだろうか。どう考えても普通は苦し紛れの出鱈目と判断するだろう。
事実その後の通信も、カガリが偽物だ、本物だという軽い言い合いの後でオーブ艦隊から通信が切断された。
同時にザフトからの攻撃が再び開始される。放たれるバスターからのビームがアークエンジェルのラミネート装甲により防がれ、レールガンがゴットフリート付近へと着弾。レールガンの発射と同時に放たれたミサイルがアークエンジェルへと撃ち込まれる。
「そう好き勝手に出来ると思うな!」
最後の1発となる対空散弾銃のトリガーを引き、ミサイルを迎撃する。同時にそれを目眩ましにして、トリケロスに内蔵されているビームライフルを撃ち込む。その銃口から発射されたビームは迎撃されたミサイルの爆煙を貫き、その先にいたバスターの乗っているグゥルを貫通する事に成功した。
しかし、グゥルから飛び降りたバスターが放った苦し紛れの拡散ビーム砲がアークエンジェルのエンジンへと直撃する。その結果、アークエンジェルはその推力を保つ事が出来なくなりオーブ領海内へと煙をあげながら高度を下げていく。
そのまま着水し、その横腹をオーブ艦隊へと見せると再びオープンチャンネルでの通信が聞こえてきた。
『警告に従わない貴艦等に対し、我が国はこれより自衛権を行使するものとする』
その通信と同時にミサイルや砲弾が雨霰と降り注ぎ、アークエンジェルのすぐ側に着弾する。同時に、ザフト側のイージスとディンにもこちらと同じかそれ以上の砲撃が降り注ぎ、アークエンジェルに対する追撃を防ぐ。
恐らくあの通信が切れた後に行政府なりどこなりに連絡をして、この艦に乗っているのが本当にカガリだと確認したのだろう。そしてオーブとしてはナチュラルでもMSを操縦出来るようにする為のデータやOSの開発にこちらの力を必要としている。
大量の至近
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