25*俺の嫁って最初に誰が言ったんだろう
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………
『確かにトラウマはわかるけど、彼女の気持ちも考えてあげなよ。』
……………
『彼女は君を信じて、本気で君に恋してるんだよ?それを……あれ?』
…………………くー、くー……
『……………』
「思い出香る胃腸の奥に深く刻まれたこれまた思い出♪」
のうわぁっ!
「電話番号変えちゃって伝わらなかった二桁目の左♪」
なんだ!?
なぜにミク様が!
…ここかぁ!!
自分はポケットから携帯を取り出した。
画面にはまたもや“みらくるごっど”の文字が踊っている。
ピッ
「何いきなりさらしとくれとんじゃあ!」
『うっさい、人が話してるの無視して寝るから悪い。』
「それこそうるさい。それに女神はゴッドでなくゴッデスだ。電子辞書で調べたから間違い無い。」
『う……知らない!そんなの知らない!』
「そうか、なら自分は寝る。」
『待ってよ!起こした意味無いじゃない。』
「うるさいなぁ…」
『むぅ…こんな二次元の存在しない女の子の歌の何がいいんだか…せっかくかわいい女の子が近くにいるのに。』
「黙れ。ミクたんは自分の嫁だ。馬鹿にするな。」
『……ルカあたりに踏まれたらいいのに。』
「いや、ルカ様は怖いからや。ついでにメイコさんとハクちゃんは酒を大量に飲みそうだから嫌。」
『……』
「さらに言うと、テトさんはさすがに三十路越えだし、リンちゃんはちっさすぎだから二人とも年齢的に無理。」
『………ロードローラーで潰されればいいのに。』
「だが断る。」
『もういい、君なんか知らない。私はもう帰る。』
「おー、帰れ帰れ。オーバー。」
『…………オーバー。』
プツッ!ツーツー…
……何がなんでもオーバーは言うんだ。
まぁいい、さて寝るか。
そう自分が思いながら携帯をポケットにしまい自分は再びベッドへ潜りこもうとした。
すると、その時
ギィィィィ
扉が開いた。
そして、そこにいたのは
「…グズッ……せん、せえ……」
目を真っ赤に泣き腫らしたシルバちゃんである。
…何があった。
〜シルバサイド〜
その時私は先生のいる部屋の前にいました。
理由は簡単、お母様が私に
『シルバ、ナルミさんを襲っちゃいなさい。既成事実を作ってしまえば幸せはもうあなたのものよ。』
こう教えてくれたのです。
私の先生への恋を知られていたのにも驚きましたが、それよりもお母様が私の味方だと言う事実が嬉しくてたまりませんでした。
ちなみに、その時お父様がため息をつきながら遠い目をしていたのはなぜでしょうか?
とり
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