暁 〜小説投稿サイト〜
僕がやめた、理由。
僕が思う、理由。
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中学3年生、春。
これから、僕の中学3年間と今までの人生を振り返っていこうと思う。
理由としては、高校生になると思われる自分がいて、思春期と呼ばれる中学生活にキリをつけたいといった感じだ。
別にコレを書き終わった時に、自殺をするわけではないが全て整理したうえで次の新生活を迎えたいといったところだ。
自分は文章を作る事が苦手だが、読んでる側が楽しめるように書く事を出来るだけこころがけようと思う。
できれば、最後まで付き合って欲しい。



中学生一番の思い出といったら、読んでる貴方は何を思い出すだろう。
文化祭という人や、普段の日常という人もいるかもしれないが、僕にとっては修学旅行だと思う。
1週間か2週間前、それに行ってきた。
普段訪れない、奈良京都へ。
特になにかあったというわけではない。
皆笑顔で帰ってきたと思う。
全体の割合としては。

僕はといえばどちらかといったら、楽しめなかった。
それは、3年間クラス替えが行われないこの学校のせいもあるのか。
自分は親友とクラスが違った。
親友ともっと思い出をつくる時間が欲しかったのか?と聞かれれば、「多少そう」としか言えない。
もっと別の所で理由があった。


修学旅行のお楽しみ、少なくとも僕らの学校では「夜」と答える人が多いだろう。
男3人部屋で、僕以外の2人は隠し持ってきた菓子を取り出し、3人食べながら消灯時間後話していた。
話していたというよりは、1人が「夜に思いっきり喋らないのは、修学旅行じゃない!」というもんだから付き合うことになったの方がただしかった。(ちなみに次の日も同じ事を繰り返していた。)
話題は、すぐに好きな人の話になった。
この世代は何故だか恋愛話が好きで日常でも、誰と誰が付き合い始めただの、誰々さんが誰々さんの事好きだとか、すぐさまひろがっていく。
正直僕にとっては他人事なので、会話に適当に相槌を打って、すぐさま記憶から消していった。
別に消すことを望んでいるわけではないが、どうでもいいからかすぐに忘れてしまう。
「そういえばさー、この前?Sに告白されたんだけどw」
「え、いつ?」
「結構前wなんか急に「好きです」って言われて断ったんだけどさぁー、「好きです」「好きです」ってなんか近付きながら言い続けてさ、まじキモかったww」
「キメェwwそれでどうした?w」
「あまりにもキモいから、逃げたしww」
そんな話。・
ただ3つ並んだベットの端で適当に相槌を打っていた。
可哀想。
そんな言葉を実際に発言したわけではないのだが、本心には思っていた。
話しているコイツらにも好きな人が、居るだろう。
もし自分が思いを伝えて、今みたいに裏で笑われてると知ったら、コイツらはどんなにショックに思うのだろう。
もう振られたか
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