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魔法少女リリカルなのはA's The Awakening
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きなりかいな!?」
『まぁ向こうは既に臨戦態勢とってたみたいですしねぇ』
「いやそりゃ確かにってええええええええええええ!?」
竜二も慌てて鞘のまま剣で反応したが、勢いで負けて吹っ飛ばされる。人間相手ならたとえ殴られようが蹴られようが普通ここまで吹き飛ばされることはない。そんな中で意識を失わなかったのは流石というべきか。
「くゥッ、流石に歴戦の騎士の一撃。重い重い……」
「無駄口叩いていられるとは、随分と舐められたものですな。ではもう一段階スピードを上げましょうか?」
「そういうことやないんやが……っておいっ!」
『少なくとも余裕こいてる場合じゃないでしょうに……』
「ですなッ!」
そして吹っ飛ばした先にも一瞬でたどり着くシグナム。しかし今度は竜二もしっかり反応した。
「おっと!」
「くっ!チョコマカと!?」
倒れたままであることを利用し、しゃがんだ体制でシグナムの振り下ろしに合わせて横っ飛びでかわす。そのまま受身をとって距離を置き、立ち上がりながら剣を抜いた。
「ふぅ〜、危ない危ない。一瞬でも気ィ抜いたら殺されるなぁこりゃ」
『呑気な感想漏らしてる場合ですか?』
「せええいっ!」
「やなぁ……はっ!」
体勢を整えつつ言葉を交わす二人だが、すぐさまシグナムのラッシュが襲いかかってきたため、休む暇など今の彼らにはない。すぐさま対応する。
「どうした、そんなものか!?」
「クソッ、こりゃマジでキツい!」
叫びと共に斬り結ぶ二人だが、やはりここは経験と技術の差が出たか、徐々にシグナムが手数で押し始める。いつの間にかタメ口を叩いているが、おそらく戦闘行為による興奮からだろう。
「ええい、埒があかん……」
「こんなものではないだろう?その書の力、見せてみろ!」
「うっさいこんボケェッ!」
刹那、シグナムの攻撃に合わせて後ろに飛び退り、距離をとる竜二。シグナムもまた追撃をかけるかと思われたが、構えを直して向き合う。竜二も合わせて構えた。
「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ……くっ」
「……まぁ、素人にしてはそれなりの動きだな。ならそろそろここで我が一撃、受けてみるか?」
「ヘッ、上等じゃ!」
竜二は疲労感からか息を切らせているが、それでも不敵な笑みを浮かべる。それに対してシグナムも、獲物を見つけた獣のような壮絶な笑顔で返す。
「あまり遅くなって主はやてを心配させるわけにはいかんしな。そろそろ終わらせるとしようか」
「せやな……この一撃で勝負!」
「止められるか?我が豪激を」
「止めてみせるで。俺とアスカで!」
「結構!失望させるてくれるな、兄殿!」
そして、竜二は両足を揃え、切っ先を右斜め下の地面に向けた構え。シグナムは右足を前にして半
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