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魔法少女リリカルなのはA's The Awakening
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い、よろしくお願いいたします」
これで八神家全員との挨拶が済んだ竜二。はやての兄であるということと、それなりの礼儀をもった上で接したことから、好意的に受け入れられたように見える。ただし、シグナムからの視線は若干厳しいものがあった。
「兄ちゃん、とりあえず中入ろ?荷物置かなあかんやろし」
「あぁ、せやな。とりあえず俺の部屋はどこなん?」
「ちょっと着いてきてな。ついでやから家の中全部見せたいし」
「おう」
はやてが嬉しそうに龍二を案内していく。しかし、竜二はある疑問を抱えたままであったが。
「これで最後や……っと」
竜二が、はやてに指定された部屋へとダンボール箱を運び込んでいく。
最初ははやてが竜二との同室を希望したが、ヴィータが反対した。竜二本人も最初からその話は受ける気がなかったため、二階にある七畳ほどの空き部屋を掃除して使えるようにした上で、そこに住むことにした。
「さぁて、荷解きと行きましょかいねぇっと」
竜二が自室のダンボールを開けようとした時、シグナムが彼に声をかけた。
「兄殿。夕食後、少しお付き合い願えますか?」
「ああ、構いませんよ。しかし何用で?」
「今はまだ、それは言えません。ただ、大事な話になりますので」
シグナムの真剣な目を見てか、竜二は頷いた。
「……わかりました。では、夕食後に」
「ありがとうございます」
一礼して去っていくシグナムを尻目に、ダンボールの開封作業に入る竜二。この最中、彼の脳内でまたもや会議。
『いつか来るとは踏んでいたが、もう来るとはな』
『向こうからすれば、危険分子と見られても仕方ありませんからね……』
『まぁな。魔力隠してるとはいえ、わかる奴にはわかるんやろ?』
『ええ。特に彼女たちは、気が遠くなるような長い時間、ずっと戦いっぱなしでしたから……』
『最前線で気張ってた連中か……そらこんなど素人が隠してるような程度じゃ、わからなおかしいわな』
そんな中でも、テキパキと開封していき、タンスや小さい机等を次々と部屋に広げていく。
『しかし、わからないことだらけですね……』
『何が?』
『彼女たちについてです。まぁ詳細はおそらく今夜、シグナムさんより聞いてくださった方がよろしいかと』
『まぁせやな。ポロっと漏らして追求されたらめんどくさいし』
『おや、どんくさいですねぇ……我が主ともあろうお方が』
『やかまし』
また、タンスの中に着替え等を放り込んでいく作業も早い。あっという間に竜二の部屋が出来上がった。
「ふぅぅぅっ……にしても暑い!降りてお茶でも貰いに行こかな」
『お疲れさまでした』
『おう。しかし暑いのう』
『まぁ季節が季節ですしねぇ』
竜二はもと
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