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混沌の魔術師と天空の巫女
第5章 X791年編
魔法舞踏会
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われる魔法舞踏会は、実は娘の婿を決める舞踏会なのだ。」

「ええ〜!?お婿さんを!!?」

「あら、お婿さん探しなのね。」

ルーシィさんとパープルさんがそう言う。

「その際、7年に1度だけ披露される指輪がある。
 それがバルサミコ家に代々伝わる大切な指輪なのだ!!」

「じゃあベルベノは指輪を狙って・・・?」

「うむ。実はベルベノは7年前にも指輪を狙い、失敗しておる。
 お陰で婿選びも台無しになった。」

「しかし、ベルベノはこのふうで、いくら変装して舞踏会にまぎれても、すぐにバレルのでは?」

「ベルベノは変身魔法を使うわ。」

パープルさんがそう言ってきた。

「さらに奴はマジカルドレインを使うのだ!」

伯爵がそう言う。

「マジカルドレイン?何だそりゃ?」

「触れた魔導士の魔法を短時間だけ複数コピーできる魔法よ。」

パープルさんがマジカルドレインの説明をしてくれた。

「へぇ〜!中々やるじゃねーか!!」

「君達の力を結集し、ベルベノから指輪を守るのだ!!
 できるだけ多くの人を頼みたかったので、2つのギルド、君達に依頼したのだ。
 こやつをとっ捕まえて、再び牢獄に送り込んでほしい!!」

「任せておきな!」

「ご期待には必ず答える!」

「それであの〜・・・ベルベノを捕まえたら、依頼書に書いてある通り・・・」

「ん?キャッシュで400万(ジュエル)払おう。」

「やったぁー!!!!」

「ルーシィさん、こんな時に・・・アンタは・・・。」

やれやれ・・・。

「ふふっ。私1人で捕まえれば、私だけになるわ。」

パープルさんがそう言う。

「・・・・・・。」

「ん・・・?」

アチェートさん・・・何か浮かない顔だな・・・?






























着替え室にて・・・

「完璧、エビ!」

「うふふ。可愛すぎて、私がプロポーズされちゃったらどうしよう・・・!!」

ルーシィはそんな事を言い、着替え室が出た。
この着替え室は1人用の部屋である。

「ルーシィ、準備はできたか?」

「うわっ!!何でそんな本気モードになってんの!?」

ルーシィはエルザの格好を見て驚いていた。
エルザは紫色のドレスを着ておった。ルーシィは赤色のチャイナドレスを着ていた。

「仕事とはいえ舞踏会に参加するには最低限の礼儀だ。」

「私、大丈夫かな?」

「ウェンディ!すごく可愛いよ!!コージ君絶対にメロメロだよ!!」

ルーシィはウェンディの格好を見てそう言う。
ウェンディはピンク色のドレスに肩に
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