裏通りの鍛冶師
とあるβテスター、絡まれる
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手を放せぇぇぇぇっ!!」
「ぐふっ!?」
思わず投剣スキルを発動させた僕の零距離射撃が顔面にぶち当たり、彼は座った状態から後頭部を地面に叩き付けられた。
先の短剣とは違い、投剣スキルは敏捷値によって威力が補正されるため、しっかりと衝撃及びノックバックが発生する。
「おまっ、いきなり何しやが───」
「そぉれー」
「ぐはっ!?」
視界の端に表示された『ハラスメント行為を受けました。対象プレイヤーを監獄エリアへ送りますか?』という防犯コード発動の可否を問うウィンドウをあえて無視し、僕は倒れた男の顔に向かってナイフを投げ続けた。
シェイリに馬乗り状態でボコボコにされたいつぞやの僕のように、二重の衝撃によるダブルパンチによって彼の身体が跳ねては落ち、跳ねては落ち───
「てめっ、やめぐぉっ!?このガキ、後でタダじゃ済まさね──うぶっ!?」
ははは、聞こえなーい。
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