暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダムSEED
0181話
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グーンから発射された魚雷。それを再びビームライフルで撃ち落とす。
 その魚雷は無事迎撃に成功したものの、次の瞬間には艦の前方に現れたグーンが魚雷を発射してすぐにまた海中へと戻っていく。
 グーン2機だけがアークエンジェルに攻撃してくるという事は、ゾノはストライクが押さえていてくれているのだろう。それでも2機が分散して攻撃してくる現状はこちらが常に後手に回ってしまっている。
 これが地上ならこちらから攻撃に出る事も出来るのだが、海中ではモグラ叩きのように顔を出したグーンを狙うしかない。そして……

「うおっ!」

 突然足場にしていたアークエンジェルが揺れ、ブリッツも一瞬バランスを崩す。幸いすぐに平衡状態に戻ってくれたので被害はないが、先程から何度か続いているこの揺れが厄介だ。
 アークエンジェルの真下から攻撃を加えてくるグーンからの魚雷攻撃をなんとか回避し、底部イーゲルシュテルンで迎撃する。それはいいのだが、その度に足場であるアークエンジェルが揺れてこちらの神経を削ってくる。なにしろ、敵の攻撃が頻繁なのでブリッジからわざわざ連絡をする暇がないのだ。そしてこっちはこっちで、魚雷を迎撃する時に揺れようものなら下手をしたらアークエンジェルにビームライフルを当ててしまう事になる。ラミネート装甲があるからそうそう被害は出ないだろうが、マリューやナタル、マードックを始めとする整備班に後で小言を貰うのは御免だ。
 だが、そんなギリギリの攻防もブリッジから入ってきた通信で終わりを告げた。

「アクセルさん、これからアークエンジェルはバレルロールをしてゴットフリートでグーンへと攻撃を仕掛けます! 振り落とされないように気をつけて下さい!」
「了解した、こちらはいつでもOKだ」

 ミリアリアからの通信に短く答え、次の瞬間にはアークエンジェルがバレルロール回転を始めたのを確認し、バーニアを吹かして上空へと跳躍する。アークエンジェルが回転を始めた所で一端右翼の端へと着地し、再度またバーニアを吹かして跳躍。
 同時に完全に下を向いたアークエンジェルのゴットフリートが海面へとその姿を見せたグーン1機を撃破する。
 そして……

「そこだ!」

 仲間が撃破されて驚いたのか、あるいはアークエンジェルのバレルロールに驚いたのか。海面へと姿を現していて海中へと身を沈めるのにいつもより時間が掛かっていたのを利用し、アークエンジェルから跳び立ったブリッツが海面から出ているグーンの身体へと着地する。同時に殆ど零距離といってもいい位置でトリケロスに内蔵されているビームライフルを発射、その機体を蹴って跳躍して元の態勢に戻ったアークエンジェルの甲板へと着地する。それと殆ど同時に海中でグーンが爆発して巨大な水柱を上げていた。

「取りあえずこれでグーンは撃破し
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