第三章 聖杯大戦編
第八十三話 『外伝13 お花見(後編)』
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…?」
「あはは! 石田先生、酔っ払いの事は放っておいて飲みましょう。ね?」
なんとかそれでバレずに済んだようである。
◆◇―――――――――◇◆
それからフェイト達はレティをアレックス達に任せてようやく落ち着きを見せていた。
アルフも子犬フォルムになり地面にたれていた。
それで全員でゆっくりとお花見を楽しんでいる時にフェイトとアリシアが大事な話があるというのでリンディ、クロノ、エイミィは真剣に聞くことにした。
「アルフには言ったんですけど去年のクリスマス…闇の書事件の時、闇の書の中に閉じ込められた時、夢を見ていたんです。
家族の夢でした。リニスがいてプレシア母さんがいてアリシアがいました…」
「今はもう現実でもいるけどねー!」
「うん…!」
「そして夢の中の母さんは私に優しくてリニスは私の思い出のままでアリシアは可愛くて…」
「えへへ〜」
それでそれを聞いていたアリシアは恥ずかしくなったのか笑みを浮かべて顔を赤くしていた。
「はやてが言ってました。闇の書が見せる夢はその人の心が一番柔らかくて脆い部分を捉えるって…。
だけど私は夢の中じゃなくてこの世界に、ここに帰ってきたいと思いました。
私はここにいてもいいですか…? アリシアとともに…」
「いてほしいと思っているわ…」
「いなくなられると困る…」
「好きなだけいたらいいと思うよ」
リンディ、クロノ、エイミィがそう答える。
フェイトは顔を明るくして、
「ありがとうございます。夢の中で私は一度ですがアリシアとサヨナラをしました。ありがとうとごめんねをちゃんと言えました。そしてまた会おうねと約束しました。
そしてその言葉は叶って私とアリシアは一緒になって姉妹になることができました。
アリシアのミスコピーじゃなくてちゃんとした妹として…自信を持って今なら言えます。
命を持って生まれた人間、フェイト・テスタロッサとして問いかけてもらった言葉にお返事をしたいと思います」
「うちの子になる? って、言葉に…?」
「はい。アリシアと一緒にこのうちの子になりたいです」
「…うん」
「よかった…」
「い、いや〜あたしがここにいてよかったのかどうかはあれだけど…よかった。まぁよかった!」
「エイミィもいてくれなきゃやだよ?」
「うん。もう現状でフェイトとアリシアの姉みたいなものだからな」
「あはは…そう言ってもらえると嬉しいけどさ」
それでエイミィは嬉しい笑みを浮かべる。
「ということでフェイトとアリシアがここの子になるってことはあたしもハラオウン家入りだ」
「うん、そうね」
「よろしく頼む」
「―――ってことはサーヴァントの俺も家族入りってことか?」
そこで今までどこで聞いていたのかランサーが現れ
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