第三章 聖杯大戦編
第八十三話 『外伝13 お花見(後編)』
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シホちゃんももう今ではすっかり可愛い女の子だよ?」
「それでもそれはないと思うよ。なにより望みの薄いものに挑戦するのは僕の主義に反するからな」
「そっかぁ…それならまぁ、安心かな?……………でも、その言葉を今は信じさせてよ?」
「…なにか言ったか? エイミィ」
「ううん、なんでもなーい! それよりそろそろ行こっか。ファイヤー!」
「うわー!? なにやってんだエイミィ!!」
二人はとても楽しそうだった。
◆◇―――――――――◇◆
それからなのはとユーノはヴィータと出会っていた。
「お、なのは…」
「ヴィータちゃん!」
「ユーノも一緒か」
「うん」
「最近ちょっと会ってなかったけどヴィータちゃん、お仕事の方はちゃんとできてる?」
「なんだよ、しつけーな! ちゃんとやってるっつーの…お前らとは配置がちげぇからな。
一緒になることは少ないけど現場じゃ結構可愛がられている…もとい、重宝されてんだぞ?」
「可愛がられてるんだ」
「なっ! 人の言い間違いにいちいち突っ込むんじゃねー!」
「にゃはは…」
「くっそ…」
ヴィータはそれでそっぽを向く。
「これから一緒にお仕事する機会きっとあると思うけどその時はよろしくね、ヴィータちゃん!」
「おう。足を引っ張らなければあたしがちゃんと守ってやるぞ。騎士だからな、あたしは」
「うん、頼もしい!」
それでなのははヴィータの頭を撫でだした。
「うぁ! 許可なく撫でるな! あたしを撫でていいのははやてと石田先生とほか数名に、それにシホだけなんだぞ…」
「シホちゃんはいいんだ…?」
「おう。シホははやてとリインフォースを救ってくれたからな。あたしは撫でられてもいい」
「そっか…。ね、ヴィータちゃん。ちょっといい?」
「なんだ…?」
「もしね、もしもだよ? シホちゃんがこの世界に来なかったら、私達はどんな出会いをしていたのかな?」
「それは…やっぱり敵同士じゃないのか…?」
「そう言われちゃうとそうだけど。でもシホちゃんのおかげで色々な人が助けられたし救われもした。
でもシホちゃんは平行世界の住人だからきっと介入しない世界もあったと思うからもしかしたらほかの世界では…それに別の平行世界ではキャスター、反英雄ヤガミの事もあるし…」
「だな…」
なのはとヴィータは黙る。
それからいけない想像をしてしまったのだろう。
それで頭をなんどか振って、
「なし! やっぱりこの話はなしにしよう!」
「お、おう…わかった」
ヴィータももしもの話はこれ以上したくなかったのでなのはに賛同した。
この世界はこの世界なのだ。それだけでいいじゃないかとなのはは自己完結した。
場所は変わってはやて
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