第三章 聖杯大戦編
第八十三話 『外伝13 お花見(後編)』
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だな。フィアットもだけど…」
「一年経って魔力適合がだいぶ進んだんだよ。だからフィアともどももうこの姿でいても問題ないんだ」
「むしろフィアットは人間の姿の方が多かった気がするけどな。武装隊でももう普通に人の姿で活躍しているんだろう?」
「まぁね…フィアは本当に接近戦向けだから武装隊で絞られてさらに全距離対応型になるだろうね」
「シホの影響でどんどん強くなっていくな…」
「うん…聖杯大戦も乗り越えて拉致された事を気にしているのかまだまだ力不足を実感したらしくて気配を読むのもシホと一緒に特訓中だよ」
「本当に司書と兼任できるのか…?」
「そこは本人は頑張るというらしい…。実際、僕の能力に戦闘力が加わったのがフィアと言ってもいいから優秀だよ」
「お前は立場が減っていくな」
「言わないでよ。気にしているんだから…」
「まぁ、お前は司書一筋で頑張ってくれ」
「わかったよ」
それでユーノとクロノは会話を切らせる。
そこに美由希が話に参加してきて、
「なんか難しい話はいいとして、ユーノってもうフェレットにはもう戻らないの?」
「え? あ、あの、えっと…」
「去年は急にフィアットちゃんと一緒にいなくなっちゃって寂しかったんだよ? あの撫で心地が忘れられなくて〜」
「お姉ちゃん、あんまり無理を言っちゃダメだよ? フェレットモードはあくまで仮の姿なんだから」
「はーい…でもユーノ。あの姿になったら私のところにも来てね? フィアットちゃん共々ぜひ撫でさせてね」
「ま、前向きに善処します…」
それからクロノが六人前終了と言い出して、そこにエイミィが帰ってきた。
材料を持ってきたようで美由希に休憩をさせて二人はまた作業をしだした。
なにやら士官学校の自炊のメニューを作るらしく張り切っていた。
完成したら呼ぶというのでなのは達はその場を離れていった。
離れていきながらなのははユーノに話をふる。
「…ユーノ君、気づいた?」
「なにに?」
「クロノ君、なんだかどんどん優しくなっているの」
「ああ、そういえばそうかな。僕にも前よりアタリが強くなくなっているかも…去年の冬あたりから」
「話したっけ? クロノ君、昔はあんまり笑わない子でエイミィさんと出会ってからよく笑うようになったって…」
「少し聞いたよ」
「今度はフェイトちゃんとアリシアちゃんが妹になったからかな?」
「そうなのかな…」
なのはとフィアがそんな事を話している間に、クロノとエイミィが会話をしていた。
声変わりやらエイミィが旦那さん候補にしてあげるといった内容など。
でもその会話の中に、
「…クロノ君ってさ、シホちゃんの事、気になったりとかしていない…?」
「は…? いやいやありえないだろう! 彼女は元は、えっとだな!?」
「でも
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