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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic3力ある青き石。蒼の星に降り注ぎて〜Ace of SwordS〜
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に逃げるなど・・・ありえん!」
トーレはレーゼフェアにそう答え、いつでも戦闘行動に移れるように全身に力を入れる。チンクはスティンガーによるトーレの援護を担当するべく意識を研ぎ澄ます。
――ライドインパルス――
レーゼフェアが一歩踏み出した瞬間、トーレが先に仕掛けた。高速移動を行い、レーゼフェアの右側面へ移動。腕を振るい、右腕に発生させているインパルスブレードをレーゼフェアの腹に打ち込んだ。直撃を受けたレーゼフェアは「にゃ?」と気の抜けた声を漏らし、振り抜かれるトーレの動きに合わせて吹き飛ばされ、格納庫の壁に打ち付けられた。
間髪入れずにチンクがスティンガーを投擲。そして「IS発動。ランブルデトネイター」と指を鳴らした。それを合図としたかのようにレーゼフェアの至近に刺さっていたナイフ8本が一斉に爆発した。
「いきなりの鎮圧戦闘だったが、ドクター、それにウーノやドゥーエに怒られないだろうか・・・?」
「同感だが、そのような考えを通す余裕がなかったのも確かだった。判るだろう?」
戦意を見せたとはいえ、レーゼフェアにいきなり攻撃を仕掛けたことへ不安を募らせるチンク。しかしトーレはレーゼフェアが放つ雰囲気からして先手必勝は的確な判断だとする。この場合、どちらが正しいのか。それはすぐに判ることだ。そう、「んにゃ? 魔力じゃない? 別の何か」と傷一つとして負っていないレーゼフェアの姿を見ることで。
絶対の自信を持っていた一撃を与えてもなお平然としているレーゼフェアを見て、「馬鹿な・・・!?」トーレは目を見開いた。チンクとてそうだ。絶対の撃墜とは言わずともそれなりのダメージを与えたと思っていた。だが結果は無傷という、看過できないものだった。
「チンク! 徹底抗戦だ! この女は危険すぎる!」
「仕方ない・・・!」
チンクは再びスティンガー8本を投擲。レーゼフェアが「効かん効か〜ん☆」とスティンガーを迎撃するために殴ろうとした瞬間、
――ランブルデトネイター――
またもナイフが爆発。今度は一斉ではなくレーゼフェアに届いたナイフから順に爆発していった。遅れてトーレが突撃を行う。濛々と立ち上る爆煙の中に居るレーゼフェアの影をしっかりと捉え、
――インパルスブレード――
右腕を振るった。しかしインパルスブレードはレーゼフェアに当たることはなかった。
「ぐっ!? っぐぁぁぁあああああああああああああああああああッ!!」
何故なら、トーレの右腕が上腕半ばから引き千切られていたからだ。引き千切られた部分から除くのは機械部品。トーレは引き千切られた個所を左手で押さえ激痛に悶え苦しむ。床に蹲ろうとした瞬間、「ん〜と、とりあえず、ドーン☆」レーゼフェアが繰り出した張り手を顔面に受けたトーレはものすごい勢
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