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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic3力ある青き石。蒼の星に降り注ぎて〜Ace of SwordS〜
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?」
「ルシル君・・・? 馬鹿ってどうゆうことや?」
(ジュエルシードは全部で21個のはずだ。なのにさらに10個増えた31個・・・!?)
問題なのは数だけじゃない。落下地点が前回と同じところもあれば、全く違うところだったりもする。
(どういうことだ? 平行世界だからか? だからと言ってこのような変更があるものなのか?)
「おーい。聞いてる〜?」
いや待て、これは捉え様によっては最高の状況だ。何故増えたのか、そんなことはどうでもいい。追加された10個を確実に・・・取る。残りの21個の内からも数個を奪わせてもらう。“エグリゴリ”1機だけならと考えていたが、10個以上を手に入れることが出来れば、上手くいけば2機は救えるかもしれない。
「わたしが馬鹿ゆうことか?」
私の袖口をくんくんと引っ張っているはやてが見せる凄みが結構すごい。ちょっと怖いぞ、はやて。
「えっ? あ、違う! 違うからそんなに睨まないでくれ・・・!」
「・・・ん。でも、急にどうしたん? そんな怖い顔して」
心配してくれているはやてに「探し物がな。どうやら来たようだ」と正直に答え、もう一度空を見上げる。グリップを握っている私の手にはやての手が添えられた。僅かに震えているその幼い手。探し物は魔法に関係し、少々戦いが必要かもしれないとポロッと零してしまったから、余計にはやてを心配させてしまったものだ。安心させるために、「大丈夫。大丈夫だ」空いているもう片方の手をはやての手の上に添える。
「自分で言うのもなんだが、私は強い。私の心配としては危険より、ちょっと家を空けることが増えるかもしれないということだ。でもちゃんと帰って来るから。必ず」
「約束やよ? 絶対に破ったらアカンからな。ちゃんと無事で、ちゃんと帰ってくること。ええな?」
私ははやての前にまで移動し、真っ直ぐはやての目を見据えて「約束だ」改めて誓う。期日までははやての傍に居よう。私と過ごした数ヵ月など、成長していけば幼少時のただの思い出と朽ち果てるだろう。それでいい。それで・・・いいんだ。私はそれで満足だ。
?―?―?―?―?―?
第97管理外世界・地球にジュエルシードが降り注ぐ数日前。ある次元空間内。第28管理世界フォスカムにて発掘、発見されたロストロギア・ジュエルシードを運搬している1隻の次元航行船が航行していた。進路は時空管理局本局。そんな次元船は順調に航行を続けていた。そう、たった今までは。次元空間内では本来起こりえない現象が起き始めていた。紫色の雷撃が発生しているのだ。
――サンダーレイジO,D,J――
そして次元船をその雷撃が襲った。次元跳躍という意のOccurs of Dimension Jumpedを冠する、このサンダーレイジ
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