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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic3力ある青き石。蒼の星に降り注ぎて〜Ace of SwordS〜
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ず)
21個のジュエルシードを、私、なのはとユーノと管理局、プレシアとフェイトとアルフの3勢力で争い奪い合う。この1週間ちょっとで、全ジュエルシードの落下地点の場所は思い出した。あとは、フェイト達には本当に申し訳ないがジュエルシードを奪い取るのみ。
(大丈夫だ。私は戦える・・・戦えるとも)
「・・ルく・・ルシ・・ん・・・ルシル・・ん・・・ルシル君・・!!」
「っ!?」
少し膨れっ面なはやての顔がどアップで視界に映ったことで、ビクッと椅子ごと後ずさる。はやてが「もう! 何度も呼んでるんやけど?」そうジト目で睨んできた。
「あ・・・ごめん。なんだっけ?」
「・・・もう帰ろかなって思うて。・・・ルシル君・・・? 大丈夫?」
少し責めたジト目から、私の様子から心配する潤んだ目になる。
「大丈夫。少し深く考え込んでたんだ。ごめんな」
はやての頭を撫ると、彼女は気持ち良さそうに目を細め、「良かった」安堵してくれた。図書館を出ると、午後の暖かな陽気と風が私たちを包んだ。
「気持ちええなぁ〜」
「こういう日にはピクニックとかに出かけて、平原で寝転がりたいな」
「あ、それええな!・・・なぁ、ルシル君。今度お弁当持ってどっか行かへん?・・・って、ルシル君。これから探し物で忙しくなるんやんな・・・。そんな暇、無いか・・?」
はやてにはもう探し物が本格的になる日にち、今日からだということを教えてある。私の今後の人生に必要不可欠で、とても大事な探し物であることも。だから遠慮がちだ。しかし「そうだな。少し遠出でもするか?」と頭を撫でながら微笑みかけると、はやての曇っていた表情が一気に輝いた。
「ホンマにええの? 約束して、そんで破ったら針千本やで?」
「いいよ。針万本でも億本でも飲んであげるよ」
「っ! そやったら指切りっ!」
はやてが差し出してきた小指に、私も小指を絡ませお決まりのフレーズである「指切りげんまん♪」を一緒に歌う。それでご機嫌になったはやて。もう少しこのまま心安らぐ時間が欲しい。そんな思いが強く募っていく。そんなことを考えていると「はやて」無意識に彼女の名前が口から出ていた。
「ん? どないしたんルシル君」
「あ、いや・・・なんでもな――っ!!」
私に振り向いていたはやての顔から空へと視線を移す。魔術師としての感覚が、私にある報告をしてきた。曰く、この地球には存在しえない物質が侵入してきた、と。間違いなくジュエルシードだ。ジュエルシードの魔力反応を確実に捉えていく。目を閉じ、まぶたの裏に浮かび上がる青い光の軌跡の数を追っていく。
「(1つ、2つ、3つ・・・10・・15・・20、21・・・22? 25!?・・・31・・だと!?)馬鹿な・・・!
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