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3.ペアわけ??-side N-

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魔界についた私達を待っていたのはカラフルな世界。
現実ではあり得ない世界。

れい「あれ?そういえばお兄ちゃんは!?」
拓実「……あそこ」

そこには何やら先程と様子の違う先輩の姿が…

れい「お兄ちゃん!?」
拓実「!…もしかしてつかれたか…?」
なな「どゆこと?」

拓実の説明によるとこうだ。
魔界にいきなり飛ぶとき、何百回に一度悪魔に取り憑かれてしまう…らしい。
拓実もあまり言い切れないそうだ(授業中ねてるからだと…)。

れい「どっ、どうすればいいですかっ!?」
拓実「えーと…あ、そうだ。こーするんだったはず」

ごすっ!

鈍い音を立てて拓実が先輩の背中を蹴った。

隼人「う"っ…ちょ、もう少し優しく…!!」
拓実「取り憑かれるお前が悪い」

確かに正論(笑)てか、取り憑かれてる間の自覚ってあるものなの?
やっぱり普通のイメージの魔界とは少し違うんだ。


そんなこんなをしながらあたりをみまわすと拓実がこんなことを口にした




拓実「とりあえずじっとしているわけにもいかないし、歩き回ってみるか?」
隼人「んー確かに。じゃあ二手にわかれよっか?」

拓実「だな…普通に兄妹でわかれてもいいが、それじゃ実験の意味がないか…よし、ここはコイントスで決めよーぜ。兄妹でやって当たった者同士が組むってことで。」
れい「はいっ!」
隼人「ん、わかった」

え、これって絶対拓実と離れるやつじゃ…

拓実「なな、裏?表?」
なな「え…知らない人となんて無理…」
拓実「あの2人なら大丈夫だよ、恐らく。ん、どっち?」
なな「……裏」

そして拓実の指からコインがはじかれた
………

拓実「どうだった?」
隼人「れいが当たりで俺が外れ。そっちは?」
拓実「俺が当たり。で、妹が外れ。」

で。

拓実「れいさん、だっけ?よろしくー」
れい「はいっ!よろしくお願いします!」

隼人「よろしくね?」
なな「……(頷き」


こんなんで魔界でやってけるのかな…

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