第十一話
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ディアはサレの側で着地をすると体を包んでいた青い光は消え、ヴェイグ、ミント、エステルの側に着地をしたシングに向かってピースをする。
「やったよ!シング!僕たちの勝ちだ!!」
「うん、やったよ!」
(嘘だろ・・この僕が負けた・・これが人の思いの力か・・・今まで馬鹿にしていた力に負けるなんて、ディア・・こいつが・・今回は僕の負けだけど・・・ただではすまさない!!」
グサ!!
森に何かを貫いた嫌な音が聞こえ、シング、ヴェイグ、ミントそしてエステルは音がした方、ディアの方を見てみると、ボロボロになりながらもサレが持っていた剣でディアの腹を突き刺していた。
ディアの腹から流れる血はサレの剣を伝うとそのまま地面にポタポタ流れ落ちる。
「ディ・・・ア・・・」
シングは呆然とその光景を見ていると、サレが剣を抜き取り、ディアは口から大量の血を吐き出すと、そのまま地面に倒れる。
サレは最後にディアに向けて不適な笑みを浮かべていた。
「今回は僕の負けだ・・・だが次はない・・まあ君が生きてたらの話だけどね」
「・・サ・・・・・レ・・」
サレはそのまま走り去ると、ディアの意識は完全に真っ黒に染まった。
「ディアーーー!!!!」
シングたちがディアに駆け寄りながら叫ぶが、ディアは完全に意識を失っていた。
続く
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