第17話 嵐の前の静けさ
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今の私たちが狙えるなら、やって見せて欲しいものだけど。
実力以前に、今私たちがいる場所の方が問題だと思う。
今私たちは、とある艦の最上階、ブリッジの上にある艦長室にいる。
全長400m、可変ステルス攻撃宇宙航空母艦・艦種マクロスシリーズ・クォーター級1番艦・クロノス商会護衛艦隊旗艦・艦名スレイプニル2世。
1mの装甲に20層の魔力障壁。
長年の研究の末に作り上げた高効率ジェネレーター・特製精霊エンジンによる出力アップの魔改造。
作り上げたときは、エヴァが絶叫していたのも今やいい思い出。
旧世界は九州沖に沈む、とある日本の魂的な何かを示す超大型戦艦をこっそり引き上げ、私特性のダイオラマ魔法球へ入れた。
1時間が3日になる最高級品で、実時間が3ヶ月、魔法級内で18年の歳月をかけて完成させた自慢の艦よ。
攻撃力・機動力・航行能力共にずば抜けていると自負している。
一度は突っかかってきた、某MM国の超弩級戦艦を、主砲のマクロスキャノンで吹っ飛ばしてあげたりもした。
まぁ、そのあとポカンとする敵軍に、私とエヴァで突撃して、沈め回ったのだけど。
そんな思考の海から浮上して、目の前のパソコンに意識を戻す。
報告の内容は総じて、魔法世界の不穏な空気を示すもの。
そろそろあの戦争が起こる頃だけど・・・どうやって介入するべきか。
久しぶりに真面目に考えながら、私はキーボードを叩き続ける。
全ては、私自身と、私の大切なエヴァのために・・・
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