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再会と仮面の男の正体
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るのかい?それなら彼女も喜ぶだろう」

 そう言って立ち上がる。

「ようこそ、私のギルド。血盟騎士団へ。君を心より歓迎しよう」

 そして、私は血盟騎士団に入隊した。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


「アスナ〜!!」

 ギルドホームに案内されたユキはホームでお茶を飲んでいたアスナに抱きついた。アスナは急に抱きつかれたことに驚いたが、ユキを見てさらに驚いていた。

「ユキ!!」

「アスナ〜!!」

 ユキはアスナに抱きついて泣きはじめた。アスナはユキを慰めるために頭をなでた。しかし、アスナも涙していた。見ていた団員は空気を読んだのかそそくさと出て行った。しばらく、アスナとユキは泣いた。そして、泣き終えるとアスナとユキは久しぶりの再開に話しに花を咲かせる。

「本当にアスナに会えてよかった」

「私もユキに会えてうれしかったよ。この世界に女の子が少なくて男の人がよく話しかけて来るんだもん」

「そうだよね〜。でも、アスナに会えてよかった。話し合える人が出来たんだもん」

「私もユキに会えてよかったよ。女一人だと色々と居づらいからね」

 ガールズトークを話し始めるユキとアスナは途中で話を変えた。

「でも、ユキはいいの?攻略組に入って……。死んじゃうかもしれないんだよ」

「そうかもしれないけど……、私は目標を見つけたから、それを目指しているんだ」

「そうなんだ。私も目標があるけど、どんな奴なの?」

 アスナは目標が気になったようで聞いてきた。

「私の目標は、ある人と肩を並べること」

「ある人?強い人なの」

「うん、しかも物凄く強いんだ。えっとね、私が死にそうになった時に助けてくれた人なんだけど……」

「死に掛けた!!なんて馬鹿のことしてんの!!」

 そう聞いた途端、アスナは鬼の形相で怒鳴ってくる。その瞬間、ビクッと震える。アスナはすぐに我に帰ってゴメンと謝った。

「ゴメンね。私、攻略組に入ってたくさんの人が死ぬのを見てきたから、少し気が動転しちゃったみたい」

「いいんだよ。私のために怒ってくれたんでしょ。ありがと、アスナ」

 そう言ってユキは話を再開する。

「その助けた人がいたんだけど、その人がほんと無茶苦茶な人なんだよ。ほら、二十三層に武器破壊系のモンスターがたくさん出てくる不人気ダンジョンがあるじゃん」

「ああ、あのブレイクゴブリンみたいなモンスターがたくさんいる」

「そうそう、そこで、モンスターハウスに引っかかって死に掛けたんだけど、一人の男の人が助けに来てくれた、というよりは素材集めに来ていた人がいたんだけどその人に助けてくれたんだ」

 アスナはそれを聞いて、何か引っかかるの顎に手を当てて考
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