獣医の先生と練習試合
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「……私の家も犬が居るから無理ね」
「……私は家が飲食店の経営だからペットは厳禁だよぉ」
「「「……どうしよう」」」
私達がフェレットの今後について語り合っている時でした。
ガァララ……と診察室のドアが横に開き、先生が診察室から出てきました。
「先生、あの子大丈夫ですか?」
「言ったはずよ、すずかちゃん……獣医っていうのは動物を治すのが仕事なのよ」
私の質問に先生は親指を立てながら、笑顔で私達に微笑んでくれました。
私達はその言葉を聞いた瞬間、自然とお互いの顔を見合わせて微笑み合いました。
「「「鈴木先生! ありがとうございました!」」」
そして、私達はフェレットの怪我を治してくれた先生に、感謝を込めてお礼を言いい
それから私達は、先生に案内されながら診察室にいるフェレットに会いに行くのでした…。
Side out すずか
なのは達がフェレットと面会した頃、この小説の主人公はというと……
「クッ! 抜かれた! おい! 誰かその3年を止めろ!」
「ふ、これでハット・トリックだ……タイガー・シュート!!」
この小説の主人公、神田 誠は呑気にもサッカーをしていた……。
しかも、今回のサッカーはいつもの友達でワイワイと遊ぶモノではなく
主人公の学校の部活メンバーVS翠屋JFCとの練習試合に参加していた。
元々こういった試合などの参加を臨まない主人公が、なぜ参加しているのか?
その理由については時間を少し遡って事のあらすじを紹介しなければならないだろう……。
なのは達がフェレットを発見し、3人が心配そうにフェレットを見つめていた頃と同時刻
神田 誠は学校の下駄箱前の廊下でいつもの様に、長野(少年A)、藤田(少年B)、
伊月(少年C)から放課後のスポーツのお誘いを受けていた。
「なぁ、誠! これから野球やろうぜ! 朝の続きしようぜ!」
藤田……今日はその野球をしてバニングスさんを怒らせたのを忘れたか?
怒ったバニングスさんに対して、謝るのは精神的に疲れたから、野球は勘弁してくれ。
「はぁ、藤田……今日はその野球をして、精神的に疲れたから……野球はまた今度な」
「ぬぉぉ! 朝早まったのが失敗だった!」
俺の言葉を聞いた藤田は崩れるように膝を付き
両手で頭を抱えながら自分の行動を後悔していた。
「ふ、抜け駆けするからそうなるんだよ、藤田」
「それに関しては俺も伊月に賛同だな」
そんな藤田に伊月、長野から『当然だ』という声が上がり、藤田はさらに頭を抱えていた。
まぁ、破天荒な性格の藤田には、今回の事でいい薬になっただろう
「なぁ、誠……実は今日、俺を含めた部活メンバーと翠屋JFCの試合があるんだ。
部活のレギ
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