暁 〜小説投稿サイト〜
機動戦士ガンダムSEED fulmetalarms
C.E.71編
PHESE−07
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「コロニーが……崩壊した?」

 俺はイェーガーをコロニーだったものにしがみつかせ呆然としていた。
 俺たちの攻撃で中立のコロニーを崩壊させた。これは国際裁判モノだ。

『X−110イェーガー!X−110イェーガー!サンダース中尉!聞こえますか!』
「…!、こちらX−110イェーガー、サンダースだ。一応無事だ。」
『ハァ…、こちらの位置はわかりますか?』
「ああ、大丈夫だ。」
『では、帰投してください。』
「了解。」

 分かるも何もすぐ近くにいるんだがね。
 残骸に注意しながらイェーガーをアークエンジェルの上部甲板に下した。

『な…!』
「な?大丈夫だろ?ストライクは?」
『ただいま捜索中です。』
「そうか…。」

 あの激流にのまれて無事でいるとは思えない。まあコーディネーターのあいつなら大丈夫か。
 アークエンジェルがコロニーの残骸を抜けて宇宙空間に出るとストライクが戻ってきた。しかし手に何か持っている。

「救命艇?」

 面倒なモノを拾ってきてくれた。奴のことだ、どうせ収容してくれと言っているに違いない。民間人が増える……。

『サンダース中尉、ストライクに続いて着艦してください。』
「すでに着艦しているが?」
『上部甲板ではなく、格納庫に入ってください。』
「へいへい。」

 軽く冗談とスラスターを吹かし艦の前に出、カタパルトから入る。訓練段階から思っていたが珍妙な艦だ。実験艦的要素が強いのはいいとして、武装が上部にしかないとはどういうことだ?仮にも宇宙艦だろ。しかも大気圏突入機能とかいらんだろう。武装も強すぎて使いどころに困るしなんて取り回しの悪い艦だ。

「軍曹!」
「なんだ。」
「あれはなんだ!」
「知るか!」

 コックピットから出て見てびっくり。同様にコックピットから出てきたキラが女の子と抱き合っているではないか。
 青春を楽しんでいると思しき子どもはほっといて整備を軍曹に任せ、ブリッジに向かう。

「艦長。」
「サンダース中尉。」
「これからどうするんだ?」
「アルテミスまでサイレントランよ。」
「フラガ大尉。」
「2時間ほどの船旅だ。のんびりしてきたら?」
「そういう訳にはいきません、我々は現在第2戦闘配備中です。のんびりされては困ります。」
「冗談だよ。」
「了解です。イェーガーにてくつろいでます。」

 ブリッジを足早に去り格納庫に行くがてら食堂による。

「おーおー、混んでるねぇ。」
「中尉。」
「おう、一杯でいい、水をくれ。」
「はい。」

 食堂は私服姿の人でいっぱいだった。もちろん民間人だ。少しだけここでのんびりしようと思っていたがこうも繁盛しては俺の居所はない。

「そいじゃ、ありがと。」
「い
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ