機動戦士ガンダムSEED
0179話
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棍棒と大して変わらない状態だ。
「しょうがない、ノーマルで出る」
シグーのバルカンシステム内装防盾は使えそうなのだが、左腕に装備するのでそれをブリッツに装備させてしまうとグレイプニールが使えなくなるし、なによりその大きさかから巨大ビームライフル程ではないにしろ取り回しが不自由極まりないのだ。……折角クルーゼから奪い取った奴なんだが、MS格納庫の肥やしになってるようなものだな。後でストライクに装備させるというのはありかもしれないが。
「あいよ、じゃあ特に用意するものはないな。ブリッツのコックピットに向かってくれ」
マードックの言葉に従い、コックピットへと乗り込む。
「アクセル、キラ、空の敵は俺が迎撃する。海の敵はキラ、お前に任せていいか? 武器の関係上、ブリッツよりもストライクの方が海中でもどうにかなる筈だ」
「そうだな……俺はアークエンジェルの甲板で砲台代わりをさせてもらおう。キラ、頼めるか?」
ブリッツの武器のうち、海中でも使える物となるとグレイプニールとランサーダートくらいしかない。それに比べてソードストライカーパックを装備したストライクなら対艦刀のシュベルトゲベールやアーマーシュナイダー、イーゲルシュテルンがあるのでブリッツよりは余程戦力になるだろう。
「分かりましたけど……本当に水中用MSが出てくるんですか?」
「この海原で、ディンだけって事はないと思うがね。それにアクセルの勘が洒落にならないのは坊主も知ってるだろう?」
「はぁ、まぁ、確かに」
「じゃ、そういう事で頼んだぜ。ムウ・ラ・フラガ出るぞ!」
その声と共に、スカイグラスパーが発進していく。そしてその直後に今まで海に浮かんでいたアークエンジェルが唐突に離床して空中へと浮かび上がった。恐らくグーンの魚雷を回避する為だろう。
「どうやらお出ましのようだな。俺は先に出るから海の中は頼んだ」
「はい!」
「アクセル・アルマー、ブリッツ、出る!」
リニアカタパルトで射出され、そのままアークエンジェルの甲板へと着地する。まず視界に入ってきたのは空を飛ぶディンが2機。そしてディンに背後から狙われているスカイグラスパーの姿だ。
「そっちばかり見てていいのか……よっ!」
トリケロスに内蔵されているビームライフルでディンへと狙いを付けるが、それを察知したのかその場から離脱するディン。恐らくこちらが隊長機なのだろう。その機体の後を追うようにしてもう1機が移動している。
さすがクルーゼと同じ白服というべきか。
チラリと視線を向けると、ソードストライカーパックを装備したストライクが海面に姿を見せたグーン目掛けて飛び降りた所だった。自分を目掛けて降りてくるストライクに気が付いたのか、すぐに海中へとその身を沈めようとする
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