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仮面ライダーディザード 〜女子高生は竜の魔法使い〜
epic6 告白…エリカと片桐の過去
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。
中学を卒業した日の深夜、私は夢の中でマックに会い…彼から一つの仮面を象った青いリングを託されました。
聞けば、このリングは初代竜の魔法使いが使用していたリングであり、竜の魔法使いに代々受け継がれてきた物だとか。
私はマックからリングを受け取り、歴代の使い手の重みを体で感じ取りました。
世界を守るために命を懸けて戦った歴代の竜の魔法使い達の息吹が…鼓動が…私の体を包み込み、春風の様に駆け抜けていくのを感じました…。
やがて朝が来て、私が目覚めると…夢の中でマックからもらったリングが右手に握られていたのです。
これが、私が竜の魔法使いになったいきさつです。
「…なるほど、これでエリカちゃんが竜の魔法使いになった理由がわかったよ。」
『うん、エリカちゃんは僕の話を素直に聞いてくれたし、何より他の人より血がにじむ程の努力をしたから、竜の魔法使いになれたんだと思うね。』
「マック…///」
「本当に、若いっていいのぅ。昔を思い出すわぃ。」
「うん、エリカちゃんがすごくうらやましいよ。私なんて、魔法の成績はあまりよくないし。」
「そんな…先輩にだって指輪職人の腕があるじゃないですか、魔法が弱くてもそれだけで十分立派ですよ?」
「いえいえ、私なんてまだまだよ。私みたいな腕前じゃ、ご先祖様に肩を並べようとしても…並びきれないよ。」
「そこは、まぁ…今後の経験と気合いじゃな。」
そんなこんなで四人の話は盛り上がっていき。
やがて夕日が沈む頃になり、ここで四人のティーパーティーはお開きとなった。
四人で食器の片付けを始め…やがて一段落ついた頃、サヤカはエリカを呼び止めるとコネクトを使い、二つのリングを取り出しエリカに手渡した。
一つは金色に輝く美しい剣とユニコーンの青い角が交差するリング、もう一つは巨大な爆弾が刻まれている何やら怪しげなリングである。
「おばあちゃん、これは?」
「エリカの新しい力さ。きっと役に立つから、大事に使うんだよ。」
「…はい、ありがとうございます!」
そして、サラも呼び止めると今度はローブの裾から青く輝く魔法石を手渡した。
サヤカの話によると、スペイン・アンダルシア地方で発掘された魔法石で、かなりの貴重品だと言う。
「お、おば様…いいのですか?これをもらって…。」
「なに、エリカをサポートしてくれたお礼じゃよ。大事に使うのじゃぞ。」
「あ、ありがとうございます、おば様。このご恩は、絶対忘れません!」
二人の笑顔を見届けたサヤカは、片桐と共に警察署に引き返すべく、別れの挨拶をしていた。
「エリカや、今日はありがとう。楽しいお茶会だったよ。」
「ありがとうございます、おばあちゃん。また、おいで下さい。」
「エリカちゃん、また
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