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仮面ライダーディザード 〜女子高生は竜の魔法使い〜
epic6 告白…エリカと片桐の過去
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の方から話すよ。」
空気を読んだサヤカとサラのフォローもあり、片桐は内心ホッと胸をなで下ろし、エリカは先程の非礼をわび深々とあやまっていた。
だが、片桐は思う。
エリカちゃん自身、まだ完全に自分の力を引き出していない…その状態でベルフェゴールに立ち向かっても、正直な話勝てる保証はどこにもない、むしろ自分から死にに行くようなものだ。
しばらくはエリカちゃんの力になって、奴と互角に戦える程の実力を蓄えてから因縁話をしても、遅くはないだろう…と。
「さて、次はエリカちゃんの番だ。いろいろ話を聞かせてほしいな。」
「はい、わかりました。では、稚拙ながら…。」
次は私の番ですね…。
エリカは軽く深呼吸した後、自身がなぜ魔法使いになったのか、そのいきさつを話し始めた。
スウェーデンで生まれた私は、お父さんとお母さんが魔法使いと言う事もあってか…生まれて間もなく簡単な物体浮遊魔法を使って、両親の知り合いの錬金術師さんや魔導士さん達から将来大物になれるよ、とほめられました。
実は、中学生の頃にお母さんから私が生まれる前に不思議な夢を見た、と話してくれた事があるのです。
それは、はるか遠い地からやって来た魔法竜・マギカドラゴンの魂が、生まれてくる胎児…つまり私に宿った夢なんだよ、と。
そして私が幼稚園に入ると、魔導士さんや錬金術師さん達が、私に魔法のいろはやリングとディスクの使い方を徹底的に教えてくれました。
やがて両親の都合でスウェーデンから日本に来て、東京の小学校に入学した時もおばあちゃんから魔法の事を教わり、小学2年生になった頃には私の体内にいるマギカドラゴンとディスクで会話ができるまでになりまして、小学3年生に上がった頃にはおばあちゃん達ですら舌を巻く程に魔力と実力が高まったのです。
もちろん、マギカドラゴン…マックのサポート無しではここまで伸びる事などあり得ませんし、私自身も相当努力しました。
それに元々私に備わっていた魔力の高さも、大いに関係しているのかもしれませんね。
やがて私が中学校に入学すると、夢の中でマックに会う様になり…彼から魔法の歴史や更なる知識を色々と教わりました。
また、マックからは歴代の竜の魔法使いに関する知識や剣技も同時に教えてもらい、私はより一層竜の魔法使いに近づいたと感じました。
そして、その時私は思いました…私自身の魔法を人助けに役立てたい、弱い人の力になりたい…と。
「俺と生活環境が違うとは言え、エリカちゃんはエリートすぎる…orz」
「か、片桐さん、そんな事はありませんよ。私だって魔法や剣技を覚えるのにすごく苦労したのですから。」
片桐が若干へこみ、エリカが何とかなだめながらも、エリカは更に話を続ける
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