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仮面ライダーディザード 〜女子高生は竜の魔法使い〜
epic6 告白…エリカと片桐の過去
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片桐は数日前エリカが受けたダメージを気にしていたが、彼女の白い肌は傷一つついておらず美しいままであったため、片桐は一安心していた。
「おばあちゃん、いらっしゃい!それに片桐さんも、さぁどうぞ!!」
「エリカや、久しぶりじゃのう。」
「それじゃ、おじゃまするよ。」
ティーセットの準備が整った後二人は席に着き、ケーキを持ってきた同じくメイド姿のサラも加わり、四人によるティータイムが始まった。
テーブルの上には、自家製ハーブティーはもちろんパイ包みのカップケーキや手作りのクッキーが並び、テーブルに彩りをそえる。
サヤカは仮面を外し、穏やかな笑みを皆に見せハーブティーを一口飲んだ。
よく見ると彼女の顔つきはエリカに似ており、しわの一つも全くなく白い肌をしている。
そう、下手すれば双子か?とさえ思えるほど似ているのだ。
「さすがエリカのいれたハーブティーじゃ、うまいのぅ。」
「師匠、私が言うのもなんですが…エリカちゃんによく似ていますね…。」
「ん?そうかぇ?」
片桐はサヤカの顔をしげしげとながめ一言告げたが、サヤカは全く意に介さずサラリと流し、手前にあったクッキーを一口かじった。
「…ん?このクッキー、やたらと塩気が強いのぅ。」
「…それを作ったのは私です。すみません、おば様…orz」
「いいんじゃよ、サラや。」
サヤカの前で深々とあやまるサラを、サヤカは笑って許した。
実はスイーツを作るのに関しては全くの素人のサラは、本日理事長が訪ねてくると聞いてクッキーを作ったのだが、どうやら塩の配分を間違えたらしい。
そして、ハーブティーの中身が半分になったところで、エリカは片桐にこんな話を切りだした。
「…ところで、片桐さん。」
「ん?どうしたんだ、エリカちゃん。」
「実は、この間からずっと気になっていたのですが…片桐さんが魔法使いになった理由が何なのか、それを知りたいのです。」
そう…以前の戦いで見せた、片桐の魔法使いとしての姿。
彼女はあの姿が今でも頭から離れられず、授業中でもポスターカラーの配色を間違えるミスをしたりと上の空状態だったのである。
気にならない、と言えばうそになるが…気になるのはどうしても気になって仕方がない。
そこでエリカは、今回それをはっきりさせようと話を切りだしたのである。
もちろんただで話し合う訳ではなく、自分の過去もきちんと話す事を念頭に置いて。
「魔法使いになった理由か…わかった。エリカちゃん達とはいずれ話そうと思っていたが、まぁ秘密にする気もないしな。」
「では、お願いします。」
北海道生まれの俺は、3才の頃から魔法を操る力を自然と身につけ、小学2年生に上がると魔法だけではだめだと思い立ち、空手家の両親から空手の
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