暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディザード 〜女子高生は竜の魔法使い〜
epic6 告白…エリカと片桐の過去
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、こんなに心強いツールはないぞ。」
「あ、はぁ…。」

本当に大丈夫だろうか…?
片桐は本当に使いこなせるか不安で仕方がなかった。



「理事長、やはり右腕関節部のマジックジェネレーターが破損していますね。あと、脚部は破損をまぬがれていますが、胸部装甲だけは50%新品に交換しないと、次の戦闘で攻撃を完全に防御しきれるか保証できません。」
「ふむ、なるほどのぅ。確かにこれはひどいわぃ。」
「それと、魔力伝達部が破損していて武装魔法が使用不能になっています。伝達部分を交換しその後各部を調整すれば、また使える様になります。」
「そうか、これは大規模な改修作業になりそうじゃのぅ。」

サヤカは頭をかきながら状況報告を聞き、片桐は完全に全てが破損していない事にホッと一安心して、胸をなで下ろしていた。
だが、修復作業はすぐに終わる程簡単ではなく、装甲の修理を含めた全修復が完了できるまでに最低半日はかかると錬金術師は三人に告げる。
そう、ベルフェゴールは前の戦いでかなり手加減していたのかも知れないが、それでも片桐のアームズをいとも簡単にあしらっていた…彼の魔力はそれだけ強大なのである。
が、片桐はまるで大した事がなかったかの様にサラリと答えた。

「…いや、むしろ半日なんてそんなに長く感じませんよ。魔力を封印していた時期に比べれば、まだ軽い方ですから。」
「そうですか、では早速作業を始めます。」
「あぁ、大至急頼むよ。」
「なるべく早く仕上げておくれ。」

サヤカからの許可が下り、錬金術師達は伝達部の修復作業を開始した。
アームズの胸部装甲が外され、そこからひび割れた大人の手のひらくらいの魔力伝達用魔法石が現れる。
錬金術師達は周囲にある魔力伝達パーツを取り外し、魔法石の交換を開始すると同時に装甲の修理も始まった。

「さて、わしは皆が修復を進めている間にエリカのいる館に行ってくるよ。ちょっと渡しておきたい物があるからのぅ。」
「では師匠、俺も一緒でいいですか?」
「ふむ、いいじゃろう。ボディガードを頼みたいが、よろしいか?」
「はい、師匠。よろこんで!」
「サヤカ、エリカによろしくな。」
「あぁ、ちゃんと伝えておくよ。では、行ってくるわぃ。」
「「「理事長、いってらっしゃいませ。」」」
『テレポート・ワム!!』

サヤカは皆にエリカの元へ向かう事を告げると、片桐をボディガードに西条家の館に向かってテレポートリングを使った。

さて、西条家の館前にやってきた二人は、庭でティーセットを用意していたメイド姿のエリカに会い、手厚い歓迎を受けた。
実は、前日にティーパーティーをやりたいとサヤカから連絡を受けており、二人はパーティーの仕度をして待っていたのである。
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