機動戦士ガンダムSEED
0178話
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子だと……あのカガリとかいうのと、そのお守り役か?」
「え? 何で分かったんだ? まぁ、そうなんだが……お前と少しやり合った事があっただろう? だから念の為って事で」
「マリューは何て?」
「押し切られてたよ」
さすがオーブのお姫様、押しの強さは一級品か。後は政治的な能力が備われば問題は無いんだが……まぁ、それはあの年頃だし無理もないか。そもそも政治的な能力が高くない俺が言っても説得力はない。
「艦長のマリューが引き受けたんなら、傭兵の俺としては特に文句は無い。……だが」
「ああ、分かってる。余計な事はさせないようにするさ」
「ならいい」
とは言っても、あのカガリの事だ。自分勝手な行動を取ってこちらに迷惑を掛けるのはまず間違いないんだろうが。
『では、アークエンジェルはこれよりインド洋を通りアラスカへと向かいます。総員、アフリカを抜けたからと言って気を抜く事のないように!』
マリューの声が艦内に響き渡りアークエンジェルが浮上する。
補給作業も終わり、この砂漠からいよいよ出発する時が来たのだ。
格納庫のモニタに表示されている映像では、明けの砂漠のメンバーが浮き上がったアークエンジェルに対して手を振っているのがよく見える。そんな見送りを受けながら、徐々に速度を上げていくアークエンジェルだった。
アークエンジェルが出発して数時間。色々と騒がしかったのも一段落し、俺はブリッツのコックピットの中にいた。
OSの設定なんかは出来ないが、機体のチェックくらいは出来る為にマードックに押しつけられたのだ。幸い俺でも何とかなる程度の簡単なものだったので特に問題無く終わり……ふと気が付く。これから俺達が向かうのはインド洋だし、この際だから溜まったPPを使っておいた方がいいだろう。俺が生き残る為に必要そうなスキルは大抵入手済みなので最近は弄ってなかったが……600PPも溜まってたか。まずは地形適応の海をBからSに変更で110P消費。残り490Pか。……そう言えば能力を弄った事は無かったな。この際だからスキルじゃなくてこっちを上げてみるか。まずは端数を揃える為に射撃+2、防御+3、回避+5、命中+3で合計130P消費。いざという時の為に100Pは残しておくとして、後使えるのは260Pか。となると……全部を満遍なく上げておくか。精神以外の全能力+4で240P消費、精神を2P消費で+16。よし、これでOK。実質的にレベルが1か2上がった程度の上昇率だ。
PPを使ってステータスアップした俺は、ブリッツのコックピットから飛び降りて人の集まってる方へと向かう。
「手間取っているな」
格納庫でソナーの準備をしているキラにブリッジクルー、整備員にムウ達。そんな中で唯一
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