第十話
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二体見据える。
「このウルフ、野生のウルフよりもパワーもスピードも上だよ」
「ああ、それに一直線の攻撃じゃ、上手く攻撃が当たらない」
シングとヴェイグが話していると二体のウルフが突進してきたので、ディアは素早く双剣を地面に突き刺す。
「シング!技を借りるよ!昇煌陣!!」
ディアの回りに衝撃波が現れ、衝撃波がウルフを襲うが、ダメージが浅くどちらも倒れることはなかった。
「(どうしよう、これだけじゃ勝てない、もっと強力な技を放たないと・・そうだ!)シング、ウルフがまた突進してきたら僕を上に投げて!」
「よくわからないけど、投げればいいんだね」
三人はウルフが再度突進するのを待っていると、ウルフが動き出した。
「お願いシング!」
「よしいっけぇぇ!」
ウルフが突進するのと同時に、シングが両手でディアを空中に上げると、新たな詠唱を終えたミントが魔術を放つ。
「ディアさん!今です!シャープネス!」
「ありがとう、ミント!」
ディアは空中で双剣を鞘にしまうと、腰に装備している双銃を取り出し、弾丸の代わりに火のマナを込める。
そして突進してくるウルフ二体に向かって回転しながら炎の弾丸を放つ。
「これで、終わりだよ!ブレイズゲート!!!」
灼熱の炎が二体のウルフを飲み込むと、ウルフは悲鳴を上げながら消滅をした、それをサレは舌打ちをしながら見ていた。
ディアは地面に着地すると、サレを見て叫ぶ。
「僕は皆が居れば、負けない!絶対にあなただけには負けない!」
続く
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