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真・恋姫無双 矛盾の真実 最強の矛と無敵の盾
立志の章
第4話 「そしてなんとなんと! 北郷盾二さんは……管輅ちゃんのいう天の御遣いだよ!」
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「桃香! ひっさしぶりだな〜!」
「白蓮ちゃん! きゃ〜っ! 久しぶりだねぇ♪」

 赤毛の髪に白い鎧を着る女性――公孫賛が、桃香を出迎える。
 聞いていた通り、桃香と話をする様子は気さくな印象を強く抱かせる。

「……はぁーーーーーーーーー!?」
「!?」

 二人の話の最中に公孫賛が大声を上げる。
 何事だ?

「ちょっとまて、桃香! アンタ盧植先生に将来を嘱望されていたのに、そんなことばっかやっていたのか!?」
「う、うん……」
「どうして! 桃香ぐらい能力があるなら、都尉ぐらいなれただろうに!」

 なんですと!?
 都尉がどんなものなのかはわからないが、能力があるなら?
 ……いや、そりゃそうか。
 劉備だもんな。会って一週間程度だけじゃ隠された能力はわからんか。

「そうかもしれないけど……でもね、白蓮ちゃん」

 桃香が言うには『どこかの県に所属して、その地域だけの人しか助けられないのが嫌だった』とのこと。
 ……さすが劉備、ってところか。
 だからといって放浪するだけじゃ何もできないが……

「だからって、お前一人が頑張っても、たかがしれてるだろうに……」

 うん、正しいな。公孫賛さん。

「そんなことないよ? 私にはすっごい仲間達がいるんだもん!」
「仲間?」

 あ、やっとこっちに気づいたようだ。

「桃香、この三人がその仲間なのか?」
「うん! 関雲長、張翼徳、そして北郷盾二さん! 私の自慢の仲間だよ♪」
「ふーん……」
「うんとね、愛紗ちゃん……関雲長は文武にすぐれた勇将だし、鈴々ちゃん……張翼徳は一騎当千の猛将だよ!」
「ほほう……」
「そしてなんとなんと! 北郷盾二さんは……管輅ちゃんのいう天の御遣いだよ!」

 ……はい!?

「管輅? 管輅って、あの占い師の?」
「うん! 流星と共に天の御遣いが五台山の麓にやってくるって占い、白蓮ちゃんは聞いたことない?」

 いや、桃香。俺が初耳だよ、その話。

「聞いたことはある……しかし、本物なのか?」
「本物だよー! 盾二さんはすっごいんだから! なにしろ金を……」
「桃香!」
「あ……ごめんなさい」
「???」

 危ない……他言無用といったのに漏らしそうになるとは。
 前言撤回。
 やっぱ能力あるってのは、なにかの間違いじゃないのか?

「桃香様……」
「お姉ちゃん……」
「うう……本当にごめんなさい」

 愛紗や鈴々も、桃香を冷めた目で見ている。
 桃香はシュン、と縮こまっている。

「なんだかわからんが……まあ、桃香が今まで一度も嘘をついたことがないし、言うことは信じているよ。だけど……それっぽくないな」
「そんなこ
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