機動戦士ガンダムSEED
0177話
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
上にもザウートが数機陣取って砲台の役割をしてこちらを狙っているが……
「加速、集中」
精神コマンドの加速の効果により急激に速度を増したブリッツに、元々機動性を犠牲にしているザウートがその攻撃を当てられる筈もなく、放たれた砲弾はただ砂漠の砂を巻き上げるだけだった。
「消えろ!」
加速により増した速度でザウートの横を通り過ぎざまに、トリケロスに内蔵されているビームサーベルで一閃。ザウートを上下に分断する。
「お前もだ!」
こちらの速度に付いてこられないザウートへとビームライフルを発射し爆散させる。
「次!」
左腕に装備されているグレイプニールを発射。爪先を閉じた状態でその鋭い爪をザウートのコックピットへと叩き込む。
「っと!」
甲板にいるザウートを次々と撃破していく俺に脅威を感じたのか、残りのザウート1機と戦艦に備え付けられている砲塔がブリッツへと集中し、戦闘ヘリも数機が周囲を飛び回って機銃でこちらを狙っている。
だが精神コマンドの効果で集中力の増した俺にとっては攻撃を回避するのにそう大した手間が掛かるでもなく、空中でバーニアを小刻みに噴射して攻撃を回避していく。そのまま攻撃を回避しつつ最後のザウートへと近寄り……真上を通り過ぎる時にビームライフルを一発だけ頭上から撃ち込み、爆散させる。
にしても……
「機体追従性がもう少し高ければな」
キラが調整したとは言え、俺の反応速度に付いてこれないブリッツの追従性に思わず呟く。とは言え、キラが限界ギリギリまで設定してくれたOSなのでこれ以上はどうしようもない。機体限界のギリギリまで使ってこの反応なのだから、今の所はこれで我慢するしかないだろう。以前のようにOSが落ちるなんて事になるよりは、まだ鈍くても動く方がいいに決まっているのだから。
ブリッツの機体性能に対して感じたストレスを叩き付けるかのように周囲を飛んでいる戦闘ヘリをビームライフルで撃墜し、グレイプニールで叩き落とす。同時に地上戦艦のブリッジに向けてビームライフルを5発程撃ち込むと地上戦艦の動きが停止した。
「取りあえず敵艦撃破だな」
そう呟いた俺の視界にスカイグラスパーの姿が入ってくる。
「アクセル、助けに……来たんだが、いらなかったみたいだな」
「ああ。こっちはいいからアークエンジェルの援護に回ってくれ。レセップスがまだ残って……いや、それもいらないようだな」
アークエンジェルの方を見ると、ゴットフリートから放たれたビームがレセップスと、その射線軸上に配置されていたザウートを貫いていた。そして続けざまに放たれたバリアントが既に動く事の出来ないレセップスへとその弾丸を突き立てる。
他にもレセップスから飛び降りたのだろう、デュエルとバス
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ