機動戦士ガンダムSEED
0177話
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でいいのだ。
「はぁっ!」
ブリッツを見失い、戸惑っているバクゥのすぐ横まで移動してミラージュコロイドを解除、PS装甲を再度展開する。同時にトリケロスに内蔵されているビームサーベルを展開してその胴体を唐竹割に。背負っていたミサイルがビームサーベルの一撃で誘爆している横で、トリケロスを最後のバクゥへと向けてランサーダートを3本発射。ロケット推進により突き進んだ3本の槍はバクゥの右脚、頭部にまっすぐに突き刺さり、最後の一本は胴体へと斜めに突き刺さった。そして突き刺さった3本の槍はバクゥの内部で炸裂し、粉々になった部品が砂漠へと散らばっていく。
「ふぅ……取りあえずこれで一段落、か。キラの方は……大丈夫そうだな」
ストライクの方に視線を向けると、そこにはバクゥの頭を蹴り飛ばしてすれ違いざまに背負っているミサイルポッドへとビームライフルを発射している姿があった。
この様子ならキラの心配はいらないな。残るは……
レセップスと砲撃戦を繰り広げているアークエンジェル。原作通りならその後ろに地上戦艦が一隻伏兵として隠れている筈だ。まずはそちらを叩かせてもらおうか。
バーニアを噴射し、アークエンジェルの横を通り過ぎ……る前に通信が入った。
「アクセル、どうしたの?」
「この地形と敵が砂漠の虎という事を考えると、恐らくアークエンジェルの後方に伏兵がいる筈だ。それを確認、可能なら叩く」
「待て、アクセル・アルマー。伏兵がいるという確証はあるのか? 現在の状況では……ええい、ゴットフリート、ヘルダート、撃てぇっ!」
通信に割り込みながらも、戦闘指揮をするナタル。その顔にはどこか焦りの色がある。
「とにかく、現状でようやく互角なんだ。バクゥはほぼ全機撃破したが、敵にもまだ予備戦力がある筈だ。その状態でブリッツが抜けるのは……」
ナタルが何かを言おうとしていたが、ブリッツのモニタは岩場の影から出てくる地上戦艦を捉えていた。同時に発射される数発のミサイル。
「やらせるかっ!」
咄嗟に突撃機銃で弾丸をばらまき、ミサイルを空中で迎撃する。
アークエンジェルへと向かう筈だったミサイルはその役目を果たす事なく空中で爆発する。
「という訳だ」
「ええい、分かった。艦長!」
「ええ、後方の地上戦艦をお願い」
「了解した」
マリューとナタルに短く返事をし、そのままアークエンジェルの隣を通り過ぎていく。最後にチラリと後方を確認した限りでは、バクゥよりも一回り大きなオレンジ色の機体、ラゴゥとストライクが砲火を交えていた。
「やらせるか!」
後方の地上戦艦から放たれた砲弾をビームサーベルで切り裂き、アークエンジェルに被害が及ばないようにしながら敵艦へと近づいていく。
その地上戦艦の
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