バケモノだ!
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『おい、ウチの息子や子供達もおるんじゃぞ…』
『待っておれ鶴子、今父が助けにいくぞーー!いいか全員だからな!!』
『はいはい、みんなで行きますよ。』
………ねっ?』
「申し訳ございません!!!」
木乃実が来ている事に驚いた冬凰だが、木乃実に指摘されて思い出すと冬凰は深々と謝罪をする。
「まぁ皆無事で何よりや…。」
木乃実は周りにいた子供達の無事を一通り確認して安心すると陣と鶴子に話し掛ける。
「二人とも今回はご苦労さま…初陣にも関わらず子供達を守りながら鬼を倒す何てすごいわあ。やっぱり二人の力はもう子供じゃすまへんのやね…。」
「木乃実さま…」
「木乃実さん」
鶴子、陣が木乃実の名前を呼びながらジッと木乃実の目を見つめる
木乃実は陣と鶴子が鬼の返り血や汗、泥などで汚れている様を見ると…
「さて先ずは本山に戻って風呂でも入ろっか?皆〜!一緒に本山に行きましょ!」
「「「「は〜〜〜い!!」」」」
「「「「「ハハッ!」」」」」
木乃実が踵を返すと陣、鶴子、子供達そして幹部連を引き連れて本山へと帰還した…
多くの戦闘痕を残して……
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