第三章 聖杯大戦編
第八十話 『外伝10 遅れ馳せバレンタイン』
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きるよ」
「そうね。私も結局当日はまだすずか達が心配で心配で恭也に渡し損ねちゃったからね〜。ちょうどよかったわ。
あ、だったらまた全員をうちに集めよっか! それでチョコの交換会をしましょうか!」
「それいいね。お姉ちゃん!」
「それじゃさっそく連絡よ!」
それで全員に連絡を入れる忍の姿がそこにあった。
その際、シホ達はどこでバレたんだ…? といった感想を持ったとかなんとか。
◆◇―――――――――◇◆
…そして数日後、月村邸に集められた一同は、
「さー! 今夜は遅れたけどバレンタインデーよ! だからみんな、盛り上がっていきましょう!!」
『わー!』
忍の言葉に全員が声をあげて拍手を送る。
「それじゃまずはシホちゃん! あなたの渾身の力作を披露してもらうわ!」
「まさか、こんな事になるなんて…もっと手を込んだほうがよかったかしら…?」
そんな事を言いつつもシホはトレーを準備してもらい、どんどんと運ばれてくるチョコの群れ。
それは綺麗にラッピングされ、それを開けばそれぞれのチョコにしっかりとホワイトチョコで名前がチョコの表面に刻んであるなんともシンプルでしかししっかりと出来上がっている仕様。
それにまず士郎(父)が、
「これがシホちゃんの作ったチョコレートか…」
「それじゃいただくがいいね? シホちゃん」
「はい、どうぞ」
シホは笑みを浮かべてまず家族である士郎(父)と恭也がいただくことになる。
「むっ! これは…まさかワインを使っているのか? ボンボンか」
「ほんのりとしたチョコの味の中にしっかりとワインの風味があって次には少し幸せな気分にさせられる…。さすがシホちゃんだ」
「お褒めいただきありがとうございます」
一礼をしてシホは次に他の男性陣に上げることになった。
「まさか、自分から貰うことになるとはな…」
士郎は元とは言え自分にもらうのは少し複雑の模様。
「ありがたくいただこう。シュバインオーグ」
ザフィーラもうまそうに食べていた。
「それじゃいただくとしようか」
「そうだね、クロノ」
クロノとユーノもそれを味わい次には「うまい!」と言っている。
「確かにうまいな。こりゃ…」
「ああ、うまい。翡翠にも見習わせたかった…」
「呵呵呵。なかなかのものよ。酒が欲しくなったな」
サーヴァント男性陣も絶賛であるらしい。
そして次は友チョコということで女性陣にも振舞われた。
「奏者よ。さすがの腕前だ。惚れ直したぞ!」
「さすがシホです。おいしいですよ」
「シホの作るものはうまいですね」
「さすがシホちゃん。私達の味のさらに先に行っているよ…」
「自信、少しなくすね…」
「やっぱりシホちゃんは生まれて
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