第三章 聖杯大戦編
第八十話 『外伝10 遅れ馳せバレンタイン』
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はやてにアリシア、フィアット、ユーノ、クロノ…それにランサーにかな…」
「私もフェイトに作るよ!」
「アリシア…」
「帰ったぜー!」
と、そこに私服姿のランサーが家に帰ってきた。
両手には竿とカゴが握られている。
どうやら海釣りをしてきたのだろう。
「あ、ランサー…」
「…ん? どうした、マスター? そんな熱い視線を俺に向けてよ」
「そ、そそそんなことないよ!? そ、それよりちょっとしたらランサーに渡したいものがあるから楽しみにしていてね?」
「お…? なにか知らねぇが楽しみにしているぜ」
「うん!」
フェイトのそのまだ幼く淡い想いは、いつかは届く時は訪れるかは、まだわからない。
◆◇―――――――――◇◆
八神家では、
「…さて、家族会議や。しかし今回は女性だけや」
はやてのその一言でもう何回開かれたか分からないが家族会議が開かれた。
言葉どおり女性だけの会議だが。
話は変わるが八神家はもう大所帯家族になった。
最初ははやてだけだったので一人だけでは少し広い家だった。
だが運命だったのか最初は士郎がやってきてその後にヴォルケンリッター四人が出現し、悲しい運命も乗り越えリインフォースという新たな家族も加わった。
そしてさらに聖杯大戦を終えてキャスター、アルクェイド、志貴のサーヴァント三人も新たに加わり気づけば大家族になっていた。
ここにさらに一人末っ子が生まれる予定なのだから将来的に人数にして11人にまで増える予定だ。
そして未来的な事を言えばここにさらに赤い融合騎までやってくる。
だから足長おじさんであるグレアム元・提督もかなり搾り取られてしまうだろう。
救いがあるとすれば全員管理局で働き口があるというところだ。
でなければかつての四日間の衛宮家のようにエンゲル係数が限界突破して毎月赤字になってしまう。
この中で大食らいがいないのは、さてどうなのだろう…?
閑話休題
「…今回の議題は少し遅いけどある筋からの情報でバレンタインの話や。せっかく士郎や志貴、ザフィーラには用をだして出ていかせたんやからさっさと話を決めよか!」
「あー、はやて。それ私知ってるよ。好きな人にチョコをあげることだよね! 私は志貴に当然あげるわ!」
「その通りや、アルクェイド。それと友達にやるのもありなんよ?」
「そうなのか、はやて…?」
「ヴィータはなのはちゃん辺りにあげるのはどうや…?」
「なんでなのはにあげなきゃいけないんだよッ!?」
ヴィータは大声を上げさんざん「ありえねぇー!」と喚いている。
「リインフォースとキャスターはもちろん士郎にやるんやろ? ま、私も当然家族としてやるけどな」
「当然です!…ここは鈍感なご主人様には惚れ薬
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