第三章 聖杯大戦編
第七十九話 『聖杯大戦の終焉。そしてこれから…』
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合う気なんざ端からねぇんだよ!」
ランサーが槍を構え、
「あなたがいては世界に平和がやってきません。よってここで打倒させてもらいます」
ファイターが拳を構え、
「あなたの思想は歪んでいます。ですからスズカ達の未来のためにここで倒させてもらいます」
ライダーが鎖釘を構え、
「あなたの事は私、とっても嫌いです。だから死んでくださいな♪」
キャスターが呪符を構え、
「…同じ格闘家としては残念でならないな。貴様の息の根は儂が止めてやろう」
李書文が残念そうに、だが殺す決意をして拳を構え、
「貴様を放っておくことは害にしかならない。殺しきる…!」
「あんたの願いのために世界を滅ぼされちゃかなわないからね!」
殺人貴とファニーヴァンプが爪とナイフを構える。
全員が構えをとったことを確認した言峰綺礼は、
「ならば貴様達を倒すのも私の役目だ! いざ、いくぞ!!」
その体から黒い魔力の瘴気を発生させて周りの空間が陰気な空間に変わっていく。
そして次の瞬間には言峰の前には六体の黒い影が出現する。
その影はまるで本当に闇の底ではないかと思うくらい黒いもので顔は真っ黒い能面だった。
しかしその姿、形、輪郭…それらは今まで打倒してきたサーヴァント達と同じものだったのだ。
それはやってくるだろうと思っていた全員はそれでやりきれない気持ちで思わず歯噛みする。
「さぁ、サーヴァント達よ。こいつらを葬るのだ!」
そうして黒化したサーヴァント達は一斉に仕掛けてくるのだった。
◆◇―――――――――◇◆
「クラウス! 正気に戻ってください! クラウス!!」
「ファイター。無駄です。彼らはすでにただの人形…心もすでにありません…」
かつて自分もそうなった経験があるライダーとしては複雑の極みだった。
「だから遠慮なく倒してしまいましょう。それが彼らのためになります!」
「……………はい!」
ファイターも決断をしてクラウスを倒しにかかった。
「ディルムッド! てめぇも損な役回りだな。せっかく悔いなく消えたっていうのに操られちまうなんてよ! だから俺が今度こそ冥途に送ってやるぜ!」
ランサーはディルムッドへと槍を突きにかかった。
「セイバー! お前とまた戦うことになろうとは…だがもう余は負けられんのだ!」
ネロとセイバーはまたしても剣を交えたがネロは残念な気持ちになっていた。
これがちゃんとした戦いなら楽しかったものをと…。
「キャスター! 今度こそ迷わず座へと送ってやるわ!」
「アルクェイド! 同時に仕掛けるぞ!」
「ええ、志貴!」
ファニーヴァンプに殺人貴は同時にキャスターへと挑んでいく。
「貴様の相手は儂がし
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