第三章 聖杯大戦編
第七十七話 『総力戦。ネロの決死の一騎打ち』
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で弱音を吐いてどうする…?」
「わかっておるわ! 少し黙れセイバー!」
ネロがセイバーの剣を打ち払いセイバーは空中に反転して後ろへと下がる。
そしてついに構える。
エクスカリバーを。
極悪な魔力がエクスカリバーへと集まっていき全員は一斉に来る! と直感した。
この中でエクスカリバーに対抗しうる突進力を放てる宝具を持つサーヴァントは限られてくる。
「私が行きます!」
ライダーが声を上げた。
「ペガサスよ! 私に力を! 騎英の手綱!!」
ライダーとペガサスが光になってセイバーへと突撃していく。
そしてついに高まったセイバーのエクスカリバーは漆黒の光を宿して振り下ろされた。
「約束された勝利の剣ーーー!!」
騎英の手綱と約束された勝利の剣が衝突した。
それによって周囲は破壊されていく。
だがそれも最初だけで少しずつライダーが押され始めてきている。
それを見ていたすずかは咄嗟に、
「最初の令呪に命じます! ライダー! 駆け抜けてーーー!!」
「はい! スズカ!!」
すずかの令呪のブーストによって騎英の手綱の出力が倍増し、今度は約束された勝利の剣を押していく。
「セイバー! これで勝負を決めます! 二乗の騎英の手綱!!」
ライダーは発動中の宝具にさらに宝具の力を上乗せしてついにはセイバーの約束された勝利の剣の出力を上回った。
それによってライダーは走破してセイバーへと一撃を浴びせられると思っていたが、そこはやはりうまくいかない。
ノアが令呪を構えて、
「最初の令呪で命じる。セイバー、全力で避けてください」
それによって必勝は覆された。
ライダーが駆け抜けた場所にはセイバーの姿はなくボロボロになった敷地だけが存在した。
「さらに第二の令呪で命じます! エクスカリバーでここら一帯を彼ら諸共吹き飛ばしてください!」
再度セイバーはエクスカリバーを構えて黒い斬撃を放ってきた。
ライダーはもう力を出し切った為にすぐに宝具を使うことはできない。
ここで他のサーヴァントにセイバーのエクスカリバーを防げる可能性は著しく低い。
だがここにそれを覆す人物がいた。
いつの間にかアルトリアとユニゾンをしていたシホがみんなの前に立ち、
「全て遠き理想郷!!」
それによって物理干渉のすべてをシャットアウトし、セイバーのエクスカリバーを防ぎ切った。
「私の鞘を…! 小娘、貴様何者!?」
「何者だっていいわ! あなたを倒すためならね!」
「奏者よ。ここは余に任せてくれないか…?」
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